アグリフードチェーンにおけるイノベーション・エコシステム及び持続可能性強化のための精密・デジタル農業共創プロジェクトR/D署名

2021年4月27日

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国際協力機構(JICA)は、4月27日、ブラジリアにて、ブラジル連邦共和国政府との間で、農業分野技術協力「アグリフードチェーンにおけるイノベーション・エコシステム及び持続可能性強化のための精密・デジタル農業共創プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions:R/D)に署名しました。

本協力では、データ・プラットフォームの構築支援、持続可能なアグリテック開発のための概念実証やパイロット活動により、日伯間の産官学連携を通じて、持続可能なアグリビジネス技術開発の促進を図り、もって農業分野の生産性・環境面での持続性・収益性向上を目指し、ブラジルでの精密農業・デジタル農業技術プラットフォーム形成に寄与するものであり、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール2、12、13、15に貢献します。

世界の人口は2050年には90億人を超えると予想されており、広大な可耕地を有するブラジルは世界の食糧庫として期待されています。同時にブラジルは世界最大の熱帯雨林アマゾンを有しており、農牧業地の拡大による森林の減少・劣化の恐れもあり、環境への負荷を抑えた持続可能な農業開発が求められています。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】

国名 ブラジル連邦共和国
案件名 アグリフードチェーンにおけるイノベーション・エコシステム及び持続可能性強化のための精密・デジタル農業共創プロジェクト
実施予定期間 5年間
実施機関 農務省農村開発・灌漑及びイノベーション局、ブラジル農牧研究公社
対象地域 ブラジリア連邦区、サンパウロ州、マットグロッソ州及びパラ州トメアスー市等
具体的事業内容(予定) データ・プラットフォームの構築支援、持続可能なアグリテック開発のための概念実証やパイロット活動により、日伯間の産官学連携を通じて、持続可能なアグリビジネス技術開発の促進を図り、もって農業分野の生産性・環境面での持続性・収益性向上を目指し、ブラジルでの精密農業・デジタル農業技術プラットフォーム形成を支援する。