所長あいさつ

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JICAカンボジア事務所の所長に着任いたしました菅野(すがの)です。

カンボジアは1991年のパリ和平協定から復旧、復興の時期を経て、大きく発展しました。私が1998年に東京本部で、カンボジア地雷対策センター(CMAC)への最初の支援を担当してから、もうすぐ20年になります。

カンボジアを含む東南アジア諸国の経済統合の動きを見据え、JICAは地域の「連結性」を重視してきました。ここメコン地域でも「経済回廊」を軸とした地域開発がすでに取り組まれていますが、JICAが世界で展開する回廊開発の成功例のひとつとなるよう、近隣国との協力を深めていきたいと思います。

また、2015年にカンボジア政府が発表した産業政策に基づく産業振興への支援と、カンボジア国民の生活の質を高めるための取り組み等を引き続き進めていく予定です。

戦乱からこれだけの発展を成し遂げた国は決して多くありません。そして国内では、若い世代で優秀な方々がカウンターパートとして活躍されています。ドナー主導で進めていた援助は、彼らと十分に議論を交わし、彼らの意向を踏まえて進める新しい時代になった、と感じます。カンボジアと日本、援助を通して、新しい時代にふさわしいパートナーシップを築いていきたいと思います。

菅野祐一