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【ベトナム⇔福岡県】どんどん世界を広げていこう!-八女市立筑南中学校(2026年7月)

2026年7月3日、今年度をもって閉校を迎える八女市立筑南中学校に向けて、JICAオンライン国際協力出前講座を実施しました。閉校記念イベントの一つとして、八女市役所立花支所の企画によりお申込みいただいたものです。

同校で学ぶ最後の在校生となる中学2・3年生28名が参加し、同校の卒業生で、現在ベトナムでコミュニティ開発隊員として活動中のJICA海外協力隊、鵜木康平(うのきこうへい)さんを講師に迎え、活動体験をお話しいただきました。

鵜木さんは、コミュニティ開発の中でも特に観光開発の分野で活動しています。少数民族が暮らす農村地域への観光客増加を目指し、地域の特産品開発への助言やコミュニティによる観光振興など、配属先関係者や地域住民と協力しながら取り組んでいます。

【先輩の生き方から将来の自分像を考える】

講座は、鵜木さんのこれまでのユニークなキャリアや、国際協力に興味を持ったきっかけについてのお話から始まりました。聞き手を自然に引き込むテンポのよい語り口に、生徒の皆さんは興味深そうに耳を傾けていました。

ベトナム語の難しさに苦戦しながらも、任地の観光振興に向けて試行錯誤を重ねる鵜木さんの姿は、生徒さんたちにとって同校の先輩として大きな刺激になったことでしょう。

講座では、鵜木さんのお話を聞いた後、「5年後、10年後のなりたい自分」をテーマに、自分の未来を想像しながら考えをまとめる時間も設けられました。鵜木さんからは来年度から新たな環境で学ぶ生徒の皆さんへ、変化を恐れず、多様な経験に挑戦することの大切さが伝えられました。

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時には笑いがおきたり、鵜木さんの話術に引き込まれ、話に聞き入る生徒たち

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鵜木さんは観光用パンフレットやホームページを作成するなど、任地のゲアン省の観光促進に努めています

【そもそも異文化理解の“文化”とは?】

講座では、鵜木さん自身の体験や考察をもとに、「異文化理解」についてもお話がありました。

例えば、「虹は何色に見えるか」という問いには、国によってさまざまな答えがあることを紹介。私たちは、生まれ育った環境、つまり文化という見えないフィルターを通して物事を捉えていることを説明してくれました。

また、犬の鳴き声も同じ音であるにもかかわらず、文化によって聞こえ方や表現の仕方が異なることを例に挙げながら、「目」や「耳」だけでなく、「文化」によって物事の捉え方も変わることをわかりやすく伝えてくれました。

まずはそのことを知ることで、自分の「当たり前」が絶対ではないと気づき、異なる文化に優劣をつけない「常識の相対化」を身につけてほしいというメッセージも送られました。

さらに「自文化」と「異文化」という対立構造ではなく、世界には多様な文化が存在することを認識し、多文化が共生する現代社会で協働していく姿勢の大切さについても、具体例を交えながらわかりやすく説明してくれました。

最後は、異なる文化や価値観をもつ「友だち」を世界中につくり、自分のアルゴリズムを破って視野を広げていこうというメッセージで講座は締めくくられました。

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異文化の中に身を置くことでたくさんの気づきがあると語ってくれました

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“出会いの数だけ、自分の思考がより自由になると思います”