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【バヌアツ⇔愛知県】豊かさってなんだろう-愛知県立津島高等学校附属中学校(2026年7月)

2026年7月13日、愛知県立津島高等学校附属中学校に向けて、JICAオンライン国際協力出前講座を実施しました。中学2年生74名が参加し、現在バヌアツで環境教育隊員として活動中のJICA海外協力隊、山口愛花(やまぐちまなか)さんを講師に迎え、活動体験をお話しいただきました。

山口さんは、州政府事務所で、廃棄物管理に関する政策づくりの支援や、地域住民へのごみに関する啓発活動などに取り組んでいます。

【続けることの大切さ】

多くの開発途上国で共通する環境問題の一つが、ごみを適切に処理・処分するための施設や仕組みが十分に整備されていないことです。バヌアツでも同様の課題があり、それに加えて、ごみのポイ捨てが当たり前となっていたり、分別の習慣が根付いてないことから、地域住民への地道な啓発活動とインフラ整備の両方を進めていく必要があるそうです。

これは、環境教育隊員が現地で直面することの多い課題ですが、現地での生活に適応しながら試行錯誤を重ねる山口さんの姿は、生徒の皆さんにとっても印象深かったようです。

生徒からは、

  • ごみの廃棄方法などを現地の人たちに伝える活動は、人々の健康を守ることにつながるので、とても大切な活動だと思った
  • 他国の課題を見つけ、その課題を解決するために現地で活動する話を聞き、とても素敵な仕事だなと思い、興味をもった
  • 日本とは異なることばかりの慣れない環境の中でも、果敢に挑戦する山口さんの姿に驚いた
  • 海外協力隊は、全く異なる環境や価値観を持つ人たちと関わることで新しいことを学び、相手のために何ができるのかを試行錯誤する、お互いに成長できる魅力的な活動だと思った

といった感想が寄せられました。

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現地公用語のひとつ「ビスラマ語」で挨拶をしてくれた同僚のアラン氏と

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ごみを処分する場所や技術がないため、ごみの山が至る所に

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地域住民への地道な啓発活動が大切

【本当の豊かさを教えてくれたバヌアツでの暮らし】

国民の生活満足度や環境負荷などから「持続可能な幸福」を測る「地球幸福度指数(ニュー・エコノミクス財団)」で上位にランクインしてきたバヌアツ。
山口さんも実際に暮らしてみて、自然を大切にし、自然と共に生きる国だと感じているそうです。

また、バヌアツの人々と生活する中で、本当の豊かさとは「人に優しさを分け与えられること」なのだと、あらためて強く感じていると話してくれました。

さらに、国際協力で最も大切なことは、相手の文化や価値観を理解しようとすること、違いを認めること、そして声をかける勇気を持つことだと語り、それは日本で暮らす外国人に対しても実践できることだと生徒たちに伝えてくれました。

生徒からは、

  • ごみの山がある中で生活をし、お金がなくても「幸せ」と感じられることに矛盾も感じたが、幸せの基準は文化や価値観によって異なることがわかった
  • バヌアツと日本では、衛生環境や教育環境、食生活、住居など全てが異なるため、バヌアツの価値観を見習いたいと思う一方で、日本の環境に感謝しなければならないとも思った
  • 身の回りで困っている外国人 (日本人も含めて)がいたら、声をかけてみようと思った
  • 国際協力は勇気が必要で大変なことではあるけれど、異なる文化や価値観を理解し、違いを認めることが、世界をつなぐ架け橋になることを学んだ
  • 今、自分が当たり前と思っていることは、他の人にとっては当たり前ではないとわかったので、今の生活への感謝を忘れずに過ごしたい

といった感想が寄せられました。

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「命をいただく」ということを感じた体験

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手つかずの自然が残るバヌアツ

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メモをとりながら山口さんのお話しに耳を傾ける生徒たち