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- 【タンザニア⇔京都府】世界を知ることは自分を知ること-京都市立日吉ケ丘高等学校(2026年7月)
2026年7月24日、京都市立日吉ケ丘高等学校に向けて、JICAオンライン国際協力出前講座を実施しました。高校1・2年生30名が参加し、現在タンザニアで小学校教育隊員として活動中のJICA海外協力隊、松本花観(まつもとはなみ)さんを講師に迎え、活動紹介や現地児童との交流を行いました。
【日本の「当たり前」の概念を変えたタンザニアでの経験】
松本さんの任地は、キリマンジャロ山の麓にあるシハ県のサンヤジュウという小さな町です。そこでは、断水や停電など、日常的にさまざまなトラブルが起こり、不便なことも少なくありません。しかし、そのような環境に身を置いたからこそ気づけたことがあったといいます。
停電が続き、夜になっても電気が復旧せずに困っていたある日、ふと外へ出て夜空を見上げると、見たこともない満天の星空が広がっていたこと。
また、日本では当たり前に手に入るものが簡単には手に入らないからこそ、小さなことにも幸せを感じられるようになったこと。限られたものを工夫して活用する楽しさを知ったこと。
「ないこと」で初めて見えてきた豊かさがたくさんあったと話してくれました。
さらに、日本では「人に迷惑をかけないように」「自分のことは自分で」という考え方が根付いていますが、タンザニアでは人との心の境界線があまりなく、お互いに支え合い、誰も孤独にさせない社会が築かれていると感じたそうです。
活動を通してタンザニアと日本、それぞれの良さを知ることができたという松本さん。
「世界は思っているよりもずっと広くて、優しい」というメッセージを生徒たちに届けてくれました。
生徒からは、
- 停電が頻繁に起こると不便だと思った。だから毎日電気が使えることに感謝したいと思った。
- 日本のように教材が十分になくても、工夫することでどこでも学ぶことができるとわかった。
- 日本では時間に追われ、毎日せかせかと過ごすことが多い一方で、タンザニアではゆったりとした時間の流れの中で生活しているというお話が心に残った。
- 日本の生き方ももちろん素晴らしいが、あらためて自分自身の生き方を見つめ直したいと思った。
などの感想が寄せられました。
子どもたちは自分たちで作った定規やメジャーで「測る」楽しさを知りました
人との境界線があまりなく、お節介なくらいの温かさがあります
世界を知ることで日本を見つめ直す機会に
【言葉や年齢を超えた交流】
タンザニアの国紹介や、配属先であるサンヤジュウ小学校の校内ツアーの後は、12歳から17歳までの児童が在籍する小学7年生との交流を行いました。
日本語やスワヒリ語でのあいさつから交流がスタート。最初は緊張した様子だったタンザニアの児童たちも、ダンスと国歌を披露すると、日本側から大きな拍手が送られ、満面の笑みを見せてくれました。
その後の質問タイムは大いに盛り上がり、特にタンザニアの児童からの質問が次々と飛び出し、予定時間を延長するほど活発な交流となりました。
日本の生徒からは、
- タンザニアの国歌が印象に残り、後で歌詞の内容を調べたところ、アフリカの平和を願う歌だということを知り、平和が一番大切だと思った。
- 日本についてたくさん興味を持って質問してくれてうれしかった。
- タンザニアの子どもたちが日本語で挨拶してくれて、言葉の壁を越えられたような気がして、楽しかった。
- タンザニアの子どもたちと交流して、何か新しいことに挑戦してみようという活力になった。
- 世界をもっと見たい、知りたいと思った。
- タンザニアの小学生が明るくフレンドリーで仲良くなれてうれしかった。
などの感想が寄せられました。
ダンスと国歌を披露してくれました!
好奇心いっぱいの質問が、次々と飛び出しました
最後はみんなで記念撮影!