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- 【エジプト⇔青森県】エジプトに広がる「TOKKATSU」とは?-八戸工業大学第二高等学校附属中学校(2025年11月)
2025年11月5日、青森県の八戸工業大学第二高等学校附属中学校に向けた、JICAオンライン国際協力出前講座を行いました。中学1年生から3年生までの53人が参加し、エジプトで活動中のJICA海外協力隊、逢坂隼平(おおさかしゅんぺい)さんを講師に迎え、JICA海外協力隊の体験談をお話いただきました。逢坂さんは、日本式教育が導入されたエジプト日本学校(EJS:Egypt-Japan School)で、体育隊員として体育の授業や現地の先生方に対する研修も行っています。
【エジプトに広がる「TOKKATSU(特活)」を中心とした日本式教育とは?】
逢坂さんの配属先であるエジプト日本学校(EJS)は、学力だけでなく主体性、協調性、社会性などが身につく日本式教育に注目していたエルシーシ大統領が日本に協力を要請し実現した、日本式教育システムを導入した学校です。2018年に、日本式の活動を取り入れ、施設・備品面でも日本のガイドラインに沿って造られた公立校として開校以来、年々その数は増えており、現在、エジプト国内に約60校あるといいます。
そんなESJでは、豊かな心身の育成を目的として学級会や当番活動、清掃などの日本的な教育が導入され、これらは「TOKKATSU(特活)」としてエジプト国内でも認知度が広がっているといいます。このような「日本式教育」に特化した学校で、逢坂さんは幼稚園年中から中学2年生までの幅広い学年に体育指導をしています。これまでエジプトにおける体育の授業といえば、たとえばボールを児童に渡してサッカーをしてこい、というようなものでしたが、日本の授業のようにしっかりと整列をすること、体育座りをして話をきくことなど基本的な指導から始めたそうです。また、これまでエジプトでは取り入れられていなかったなわとびや、運動会などの行事や応援団の提案・企画も行っているということでした。
このように日本の教育システムが他国に採用されているということを知ると、あらためて日本の良さにも気づくことができますね。
日本式教育が導入されたエジプト日本学校(EJS)で活動中
日本人にとってはあたりまえの整列や体育座りもゼロから指導
なわとびの導入や運動会などの行事の提案・企画も!
【偶然にも八戸市でエジプト美術展が!】
さらに、日本とエジプトのつながりを感じるニュースとしては、日本が建設支援に関わった大エジプト博物館のオープンが記憶に新しいですが、逢坂さんはプレオープンに行けたとか。そして、なんと!エジプトから遠く離れた青森県の八戸市美術館では、ちょうど「古代エジプト美術展」が開催されており、この出前講座の前に数人の生徒がこの美術展を見に行ってきたということでした。エジプトへの関心を高めて講座に参加する生徒がいたことが嬉しいですね。日本側からもその「古代エジプト美術展」の様子や日本の名所などを紹介し、特に日本のアニメの話がでると、エジプトの何人かの生徒はモニター前に出てきて、アニメやキャラクターの名前を話してくれるなど、日本アニメの世界的な影響力の高さにあらためて驚かされました。
さまざまな国に派遣されているJICA海外協力隊が講師となり、このように双方の国の懸け橋として、それぞれの国の良さや課題を共有し、一緒に考えることができるのが、オンライン出前講座の醍醐味です。
日本も支援に関わった大エジプト博物館
エジプトの生徒たちに日本の紹介もしました!
最後はエジプトの生徒たちと記念撮影
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