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- 【ボリビア⇔群馬県】持続可能な観光地にするために-群馬県立大間々高等学校(2025年11月)
2025年11月12日、群馬県立大間々高等学校に向けた、JICAオンライン国際協力出前講座を行いました。高校1年生の105人が参加し(2年生・3年生も教室から視聴)、ボリビアで活動中のJICA海外協力隊、川邉剛(かわべつよし)さんを講師に迎え、JICA海外協力隊の体験談をお話いただきました。川邉さんは、環境教育隊員として、ボリビアのラパス県ソラタ市の市役所で、地域住民や小学校の児童を対象にごみの分別指導や環境保全に関する活動等を通して環境教育を行っています。
観光資源を有する地域の課題とは?
ボリビアの実質的な首都ラパスは標高約3,600mと富士山の山頂くらいの高さにある町です。そのラパスから北西に140kmほど離れた、標高約2,700mにある町、ソラタが川邉さんの任地です。ラパスを始め、チチカカ湖やウユニ塩湖など、標高が高いアンデス高原に位置する地域に比べ、標高2,700mのソラタは空気も緑も濃く、下にはアマゾンが広がるとても恵まれた立地にあり、ソラタ市は同地を観光地としてプロモーションしています。しかしながら、町中にはごみが散乱していたり、ごみの分別もされていない状況です。
昨今、日本国内でも課題になっている観光地のオーバーツーリズムによる「ごみ問題」ですが、特にごみ処理場などの設備が整っていない開発途上国においては、喫緊の課題です。川邉さんは、持続可能な観光地にするために、まずは一歩一歩、地域住民の意識改革に取り組むために環境教育活動をされています。
起伏の多いラパスの交通手段「ミ・テレフェリコ(ケーブルカー)」
ソラタはアンデス山脈の支脈レアル山群の山麓にある
ソラタとラパスを結ぶ唯一の幹線道路の道路脇はごみだらけ
環境問題の一部になるのではなく、解決策の一部になろう!
日本人が一人しかいないというソラタで環境教育隊員として活動する川邉さんに「寂しくないか」という生徒さんからの質問がありましたが、もともとスペイン語を学びたかったこと、現地の人々と信頼関係をうまく築けていることもあり、寂しいと思ったことはないとお話していました。日本国内でも災害支援活動に参加したり、色々な地域でアクティブに活動されてきた川邉さんは、ボリビアの地でも現地に溶け込み、地域の課題解決に向けて取り組んでいます。
そんな川邉さんから生徒の皆さんへのメッセージは、選択肢を増やしながら、やりたいことを見つけて、その過程をめいいっぱい楽しんでというものでした。講座の締めくくりには、現地の学校で環境教育をする際に伝えている下記の言葉についても、日本の生徒さんにも当てはまるということで、伝えてくださいました。
「未来はあなたたちにかかっている。あなたたちは未来そのもの。環境問題の一部になるのではなく、解決策の一部になろう。」
現地の環境教育でも伝えているというメッセージ(本文中に日本語訳記載)
川邉さんが一番印象に残っているというソラタのフェスティバル。三日三晩続くのだとか!?
生徒の皆さんも真剣に聞いていました!
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