SDGsと身近な行動とのつながり、考えるヒントとは?

2023年11月25日、私立つくば秀英高等学校PTA県西支部主催で、保護者の皆さんに向けた、JICA国際協力出前講座を行いました。21人が参加し、JICA職員の辻研介さんから「SDGsと国際協力」について学びました。

SDGsの以前、MDGsというものがありました。MDGsは開発途上国向けの目標でしたが、SDGsではすべての国が目指す目標かつ、政府だけではなく、市民も皆で取り組む目標です。日本も対岸の火事ではなく、貧困、高齢化の課題、気候変動と災害など、日本国内でも様々な課題があります。日本はSDGsの達成度は21番目(2023年)。日本の成績で課題になっているのは、「ジェンダー(国会銀の女性比率の低さ、男女の賃金格差)」、森や海の自然環境の保護。CO2排出量などいくつもあり、私たちの足元にもたくさんの課題があることが説明されました。

大きな目標に見えるSDGsも実は身近な行動と繋がっているとのことです。例えば、「飢餓をゼロに」という目標がありますが、世界で支援している食料420万トンに対し、日本の食べ残し520万トンもあります。「つくる責任つかう責任」という目標もあります。環境や社会に優しい商品が開発されているので、それらを選んで買うこともできます。「働きがいも経済成長」、「つくる責任つかう責任」に関しては、児童労働を容認しないているカカオ農園から作られるチョコレートはカカオを購入するしない、という行動を選ぶことも可能です。

見渡せば、身の周りで出来ることは他にもあるかも?そしてその多くは実はSDGsに繋がっているかもしれません。考え方のヒントには、好きな物、すきなことは?特異なこと、大事にしたいこと?気になっていること?自分や友人、家族とできることは?を考えてみるのも良いかもしれません。つくば秀英高等学校PTA県西支部からは「クイズ形式や身近な話題でわかりやすくお話しいただけたので大変良かった。一人一人が小さな事でも積み上げていくことが大事なことだと思いました。」というコメントが寄せられました。本日のお話を聞かれた方々にとって、これから日々の身近な行動とSDGsを繋げて考えるきっかけになるお話だったらと願っています。

日本社会にもSDGsの課題がたくさんあります

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質疑応答でもSDGsについてのご質問をいくつかいただきました

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