2023年11月30日、霞ヶ浦中学校の英語授業とJICA国際協力出前講座を組み合わせた取り組みが行われました。JICAはSGDsに関連の深い、様々な事業を行っています。そのJICAアフリカ部の職員である加藤詩野さんをゲストに迎え、授業を行いました。これは授業研究会の一環でもあり、教室にはたくさんの先生方が集まりました。さらに外部の講師やオブザーバーはオンラインでも参加され、他校ともつないで2拠点で共同授業を行うといった様々な試みが混ざり合う授業となりました。
授業の最初に、ゲストの加藤さんからアフリカ、特にマラウイについて、10分ほどのプレゼンテーションをしていただきました。プレゼンテーションは主に英語で行われ、ところどころ日本語で補足してもらいました。マラウイの写真をたくさん見て、日本との生活の違いについて知りました。貧困や、教育、気候変動などに関するマラウイの課題についても紹介いただきました。マラウイは日本と比較すると、一人当たりの二酸化炭素排出量は80分の1ですが、毎年多くの人たちが気候変動の影響を受けているそうです。
その後は生徒たちが9の小グループに分かれて、教室のあちこちでプレゼンテーションを行いました。霞ヶ浦中学校では、英語授業の中で生徒がプレゼンテーションを行うことがあります。この日も生徒たちはSDGsに関する英語のプレゼンテーションを準備しており、生徒たちにとっては自分の発表をたくさんの人に見てもらえる舞台でもありました。授業研究会に参加している先生方にプレゼンテーションを見てもらい、その場で質問やフィードバックをもらいます。JICAの加藤さんにもオンラインで小グループに入ってもらい、生徒たちのプレゼンテーションを見ていただきました。生徒たちはSDGsの17の目標から一つを選び、自分たちが調べたことやこれからやってみたいことを発表してくれました。始めて会う人にプレゼンテーションを見てもらうなんて、それだけでも勇気がいることです。しかも英語です。生徒の皆さんは本当によくがんばりました。
授業後、生徒たちからは「楽しかった」のほかに、「発展途上国って大変だなぁ」「僕たちって恵まれてるんだね」等の声が聞こえてきました。とても刺激いっぱいの授業になりました。
日本語での補足を入れながら、主に英語で講座をしてもらいました
生徒たちがゲストに対して、SDGsのプレゼンテーションをしました
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