【東ティモール⇔福岡県】JICA海外協力隊にどうしたら参加できるの? いろんな国際協力へのかかわり方-福岡第一高等学校

2023年12月22日、福岡第一高等学校の生徒に向けた、JICA国際協力出前講座を行いました。国際バカロレアコースの1、2年の生徒17名が参加し、JICA海外協力隊の市河有由希さんから東ティモールの現地での活動についてお話を伺いました。当日は大雪のため学校は休校になりましたが、生徒の皆さんは自宅から各自の端末でオンライン出前講座に参加しました。

講師の市河さん小さいころからの憧れであったJICA海外協力隊。JICA海外協力隊については、TVのCM、YouTube広告、電車内の吊り広告等でなんとなく知っている人は多いかも知れません。でもどうしたら協力隊に参加できるのか等、詳しく知っている人はあまり多くないと思います。市河さんは、ご自身の経験を交えて応募書類の提出から派遣全訓練、訓練終了から出発まで書類手続きや県庁・市役所への表敬訪問、そして派遣国到着後の現地研修や現地関係機関への挨拶廻りまでのプロセスの一つ一つを実際の写真付きで紹介しました。また現地での活動の様子も写真や図で説明しました。

次いで、東ティモールの歴史や経済、社会のお話や、食べ物や伝統衣装、日常の風景や市河さんの自宅まで写真を見せながら紹介。東ティモールは長い間、外国の支配下にあり、独立は2002年という非常に若い国です。国の制度構築、電気、水道、道路、廃棄物処理などの基礎的なインフラの整備、まだまだ取り組まなければならない課題が山積みで、日本をはじめとして多くの国や国際機関が支援をしている様子も伝えられました。現地の食べ物を紹介した場面では、何人もの生徒が画面に顔を近づけて、普段は目にしない食材や料理を興味深そうに見ていたところが印象的でした。

そして国際協力への関わり合い方には、国際機関や援助機関、開発コンサルティング企業等の民間企業、JICA海外協力隊やNPOの3種類があることを説明sい、最後は、東ティモールのために活躍している5人の日本人の紹介でした。講師の市河さんが本講座のためにわざわざインタビューをしたものです。5人の日本人はフリーランス、大学生、大使館勤務と様々で、それぞれの経歴、海外勤務のきっかけ、夢を紹介されました。

講座終了後、ご担当下さった先生からは、途上国支援(協力)には様々な方法があることが理解できたと思うとのお言葉を頂きました。

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講師の市河さん

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JICA海外協力隊の募集ポスターの紹介