【マダガスカル⇔山口県】国際協力×家庭科!現地の状況を「衣食住」のテーマで-山口大学教育学部

2024年1月16日、山口大学教育学部家政教育専修の学生の皆さんに向けた、JICAオンライン出前講座を行いました。参加された学生の皆さんは7名で、多くの方は将来、家庭科の教員を目指しています。

講師は現在、マダガスカルの職業訓練校で活動をされているJICA海外協力隊の中谷友紀さんです。中谷さんは、協力隊に参加される前は日本の高校で家庭科の先生をしておられました。

講座は、講師の中谷さんの略歴の紹介、JICAの事業や海外協力隊についての説明からスタート。次いでマダガスカルの現地の状況を家庭科の先生ということもあり「衣食住」のテーマで紹介。そして、職業訓練校での活動、コミュニティでの栄養食指導・生活改善指導、日本文化の紹介等の中谷さんの現地での活動を紹介されました。マダガスカルの現地事情、現地での活動の紹介ともに非常に多くの写真を使いながら紹介され、日本にいると見ることも想像することも難しい現地の人の豊かな表情や具体的な活動の様子や活動場所等をイメージすることができました。

その後、中谷さんが現地で感じた「貧困」について、これも写真を使いながら具体例として児童労働やフェアートレードについて説明されました。

最後は質問タイム。参加された学生の皆さん全員から質問がありました。質問の内容は、数年後の自分や教室で直面しているかもしれない課題をイメージしたものが多く、他の学生の質問の際にも熱心にメモを取っていた様子は、学生の皆さんが「自分ごと」として捉えているように見受けられました。

今回、オンライン出前講座に参加された学生の皆さんにとって、家庭科教員の先輩からの国際協力のお話は、今後の学びについて具体的なイメージを持つきっかけになったのではないかと思います。

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受講の様子

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児童労働についての説明