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【ウガンダ⇔愛知県】JICA海外協力隊に聞いてみた!SDGsについて考えよう〜ウガンダの事例から〜-名古屋石田学園星城高等学校

2024年5月9日、名古屋石田学園星城高等学校1年生の生徒へ向けて、JICA国際協力出前講座を実施しました。講師は、ルワンダに赴任しているJICA海外協力隊(環境教育)の加藤夕貴さんです。講座では、加藤さんの自己紹介から始まり、JICA紹介や世界での活動の様子、ウガンダの生活の様子を含んだ国の紹介、海外協力隊の活動の紹介をいただきました。

まず、星城高等学校の生徒の皆さんから、アフリカについて調べたことやイメージについて、発表がありました。「暑い」「肌が焼けて真っ黒になる」そんなイメージを受け、加藤さんからは、「ウガンダはとても自然が豊富で「Pearl of Africa」とも呼ばれていますが、それでもタイムマネジメントやゴミ、森林伐採など問題はたくさんある。しかし、人々が優しい、自己肯定感が高い、真面目、サバイバル能力が高いなど、素晴らしい面もたくさんある」とコメントをいただきました。その加藤さんの表情もとても輝いていて、ウガンダを誇りに思っていらっしゃることがうかがえました。

加藤さんは、ウガンダの環境課題の改善に取り組んでいます。その加藤さんから、生徒たちにウガンダの環境課題について紹介後、ワークシートを使って「ゴミ問題や環境保全教育、コミュニティ介入についてどのSDGsと関係があり、どんな風に問題を解決できるか」を考えてもらう時間を持ちました。

最後に加藤さんからは、「世界規模の問題を個人ですべて解決することは難しいけれど、例えば使用していない教室の電気は消す、紙の無駄遣いを減らす、これも立派な個人単位のSDGsの取り組みであり、アイディアやイメージが湧いてくる分野から取り組んでいけばよい」、と強く語っていただきました。

生徒たちからは、加藤さんへの講座へのお礼と共に、本日お話いただいた内容や勉強したことを、今後の生活や学習に生かしていきたいとの挨拶がありました。

星城高等学校からは、「事前の打合せの中で、パワーポイントが生徒にうまく伝わるように何度も訂正をしていただきありがとうございました。日常の活動がお忙しい中での作成は大変だったかと思いますが、こちらの意見も迅速に反映してくださったことがとてもよかったです。機会があれば是非またご一緒に活動がしたいです。今回のご講演、ありがとうございました。」とのコメントいただきました。

(以下写真は、講師・依頼主双方から、webサイトでの使用許可をとってあるものです。写真は、必要に応じて一部加工しています)

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ワークシートを使って課題解決について考えました。

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無理をしないで、自分たちでできることを考えました。