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【モザンビーク⇔東京都】異文化を知り、多様性について考える。オンライン出前講座!-八王子市立第一中学校

2024年3月5日、八王子市立第一中学校の1年生約150名の皆さんに向けた、JICA国際協力出前講座が行われました。講師は、JICA海外協力隊としてモザンビークに派遣されている牟田薫さんです。生徒たちが様々な文化を知り、多様性について考えることを目的とした今回のオンライン出前講座。1年生5クラスがそれぞれの教室から参加しました。

牟田さんは友人宅から講座を行い、現地の友人も登場!ポルトガル語の挨拶を教えてくれ、みんなで実際に挨拶をしてみました。牟田さんのJICA海外協力隊に参加したきっかけやキャリアについてもお話いただき、参加者と同じ中学1年生の時に英語を学び、英語を使った仕事がしたいと思うようになったこと、また、勉強していくうちに貧困問題に関心を持つようになりJICA海外協力隊員を目指したそうです。そして最初は市役所に勤め、なんと44歳の時に試験を受けて合格!現在モザンビークに来ています。

牟田さんからはクイズを交えながら、現地の学校や地域での環境活動の様子を写真で紹介されました。ゴミの種類や量の調査を行い、ゴミの正しい捨て方を小・中学校で教えています。八王子市立第一中学校の生徒から「小学校の1クラスは何人ですか」という質問。「1クラス80人」という回答だけでも教室がザワザワしましたが、さらにモザンビークの小学校が3部制に分かれており、小学校全体で児童数が4000人のところもあると説明されると、もっと驚きました。

モザンビークでの食生活について。魚は1匹ではなく肉と同じくグラム単位で売買されている量り売りが主流だそうです。動物の肉に関して「モザンビークで食べられる動物は?」という4択クイズが出されました。①ガゼル、②七面鳥、③カバ、④ワニ。クラスごとに回答を選びましたが、正解は・・・「全部食べる!」で、教室側はまた盛り上がっていました。カバはお祭りの際に食べられるとの補足説明もありました。そこから普段の食事や調理風景を、写真を使いながら紹介され、調理風景はとてもダイナミックなもので、生徒の皆さんはこれにも驚いていました。

その他にも「途上国にマクドナルドはあるの?」「ODAってどんなことをするの」など、生徒から素朴な質問が出され、丁寧に答えていただきました。牟田さん、日本に暮らしていても想像できないような世界の現状を教えてくれて、ありがとうございます!

(以下写真は、講師・依頼主双方から、webサイトでの使用許可をとってあるものです。写真は、必要に応じて一部加工しています)

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モザンビーク国旗の意味

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現地の友人とあいさつ

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難問4択クイズ

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モザンビークの食事