【カンボジア・ホンジュラス・キルギス⇔東京都】小学校3年生の3クラスが、同時に3か国とつないだ授業参観日!保護者も一緒に外国の生活・食べ物・文化について学びました!JICAオンライン出前講座-板橋区立志村第三小学校

2024年5月18日の1時間目と2時間目を使い、板橋区立志村第三小学校の子どもたちのために、国際協力出前講座を実施しました。講師は、伊藤萌さん(カンボジア)、林なぎささん(ホンジュラス)、増田陽子さん(キルギス)の3名です。3年生3クラスにひとりずつの講師がそれぞれの任国から接続し、オンラインでの出前講座を行いました。この取り組みは、総合的な学習の一部で、国際理解の導入に位置付けられています。この講座では日本とは違う国について、まず食べ物や生活習慣、動物や植物の違いなどについて紹介いただき、さらにそれぞれの協力隊員の活動などを紹介いただくことで、子どもたちが世界に目を向ける第一歩にすることをねらいとしています。1時間目と2時間目の間に休憩を入れ2部構成で実施しました。また、この日は土曜日で参観日でもあったため、保護者の方にも出前講座の様子をご覧いただきました。

開始時刻は日本時間の午前9時頃ですが、カンボジアでは朝の7時、キルギスでは朝の6時、ホンジュラスでは夕方の18時頃です。これだけでも地球の丸さを感じることができます。それぞれの国や隊員活動の写真をたくさん見せてもらい、様々な話を聞くことができました。講師の皆さんに教えてもらいながら、スペイン語、キルギス語、クメール語でのあいさつにもチャレンジしてみました。写真を見ると、生活の様子や文化がずいぶん違うことが分かります。子どもたちも事前に講師の住む国のことを調べており、例えばキルギスには海がないことは知っている子どもがいました。ですが、日常的に牛や羊が道を歩いているとか、ホンジュラスやカンボジアの学校が朝の7時前から始まるとか、カンボジアではいろんな昆虫を食べる習慣があるなんて、想像したことがありませんでしたね。子どもたちの口からも次々に驚きの声が漏れて、とてもにぎやかな授業となりました。子どもたちからは、学校生活のこと、動物のこと、食べ物のことなど様々な質問が出されました。子どもたちの質問は素朴ですがとても鋭く、講師も答えられないこともありました。準備したメモ用紙が、メモでいっぱいになりました。学校の先生からも「子どもたちが食いつく内容だった」とのコメントをいただきました。

志村第三小学校の子どもたちからは、「日本とは違うところもたくさんあるけれど、同じところもあるし、日本よりいいところもあることがわかった」、「他のいろんな国についても学びたいと思いました」、などの感想が出されました。子どもたちはこれから、今日聞いた話を人に伝える準備を行います。良い発表になるよう、がんばってくださいね。

ホンジュラスの生活に関するクイズ。これは難しい!

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キルギスの日常には日本では見かけない動物がたくさん!

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カンボジアの食生活にも子どもたちは興味津々!

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