【マラウイ⇔奈良県】海外協力隊に聞いてみた。「異国で暮らすということ」-奈良女子大学附属中等教育学校

2024年6月12日、奈良女子大学附属中等教育学校の高校2年生約20名へ向けて、オンライン出前講座を実施しました。講師は、マラウイに赴任しているJICA海外協力隊の中山明香子さんです。講座では、マラウイのクイズを挟みながら、JICAの紹介や協力隊の活動・マラウイでの生活の様子を含んだ国の紹介をしていただきました。途中で、お仕事場所の病院や車や人が行きかう通り、中山さんの通勤路、病院の中の様子、アウトリーチ活動など、たくさんの動画をみせていただきました。アフリカを訪れたことのない生徒たちには、きっと驚きの連続で新鮮だったと思います。

中山さんは病院で保健師の活動をされていますが、その活動生活を通じて感じたことは、ご自身がマイノリティだということだといいます。例えば、「自分の中の当たり前だったことが、当たり前ではない(ライフラインもほとんどない、時間厳守という考え方もない)」、「助け合う、シェアするのが当たり前(自分たちで育てた農作物を分けてくれたり、お金さえわけてくれたりする)」、「常に注目される(どこにいっても好奇の目で見られること、じっと見られ、時にとても嫌な気持ちになる)」、こんなことを感じながら生活しているそうです。

逆に中山さんは問いかけます。「現在日本で暮らしている“外国人”はどのようなことに困るのだろうか?日本人は世界から見てマジョリティなのだろうか?」と。そして生徒たちは「自分が外国人だとしたら、どんなことに困るだろうか」という題でグループワークを行いました。ゴミを出す時や買い物をする時といった、日常生活にさえ困るだろう、といった感想が寄せられました。きっと、自分たちの生活に寄せて考えたのでしょうね。

講座の締めくくりとして、最後に中山さんより、「皆さんの頭の片隅にこんな世界があるのだということを覚えていてくれたらうれしいなと思います。マラウイという国を少しでも知ってもらい、自分が住んでいる日本との違いや比較して自分はどうなのかを考える一助になったらよいなと思います。」と、力強いメッセージを寄せられました。
質疑応答では「マラウイの平均年収はどれくらいですか」「チェワ語をどのように勉強したんですか」「マラウイにきて、改めて日本とはどんな国だと思いましたか」といった質問が寄せられました。

奈良女子大学附属中等教育学校からは、「本日は長時間にわたり、講演いただきまして、また、長い時間ご準備いただき、大変貴重なお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。」との感謝のコメントいただきました。

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「マイノリティ」の生活って?

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自分が「マイノリティ」になったとしたら?