【マダガスカル⇔愛知県】「貧困」のリアルを知る。JICAオンライン出前講座-名古屋石田学園星城高等学校

2024年5月30日、名古屋石田学園星城高等学校1年生の生徒へ向けて、オンライン出前講座を実施しました。講師は、マダガスカルに赴任しているJICA海外協力隊の菱川南帆さんです。この講座は、星城高校の生徒が、広い視野に立って国際社会を見られるようになることを目的としています。例えば「貧困」など言葉で聞くことはあるが、その実態をリアリティを持って知りたい!という思いから計画されました。
講座は、菱川さんの自己紹介から始まり、JICA紹介や世界での活動の様子、マダガスカルの生活の様子を含んだ国の紹介、海外協力隊の活動の紹介をされました。「マダガスカルのイメージについて、位置、大きさ、言語」といったクイズが出され、生徒たちは楽しみながら答えていました。

菱川さんは、マダガスカルで大変深刻な問題になっている「貧困」に対して、日本で昔使っていた泥炭やかまどを使うことで課題解決に取り組もうとしています。そうすることにより、家計の負担を軽くすると同時に、木を伐採せずに済むので環境にも優しいということを現地の人々に伝えています。また、家計管理を始めたとした農業カレンダーの導入も進めています。さらには、道に生えている果物に付加価値をつけて(瓶詰など)販売する方法も教えています。

講座の締めくくりとして、最後に菱川さんより、「貧困ってなんだろうって思います。確かに課題も山積みだし、お金もないけど、「ない」ことを嘆くのではなく、生活にあるものを工夫して力強く生きている彼らの生活をみていると、教えられることがたくさん多く、尊敬できる人たち。彼らの抱えている課題には、少なからず日本で暮らしている私たちも影響を与えています。自分たちにいったい何ができるかを考えてほしい」と、メッセージを寄せられました。

最後に、参加者の生徒からは「マダガスカルの文化や生活を知って、自分の学びを深めることができた。本当にありがとうございました」とのお礼の言葉が述べられました。また、星城高校の先生からは、「ジェンダー平等は、今まで学校でもLGBTQ+のことばかり扱っていたが、女性が働く環境づくりの支援を行う活動内容を聞き、違った観点でジェンダー平等を考えることができた。」とのコメントいただきました。

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講師が工夫しながら現地の課題解決に取り組んでいます。

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「貧困って何だろう」講師の問いかけに考えさせられます。