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- 【マレーシア⇔京都府】日本の高校生、研修旅行でマレーシアへ行く!JICAオンライン出前講座で事前研修-京都市立開建高等学校
2024年6月24日、京都市立開建高校2年生約30名に向けて、JICAオンライン出前講座を実施しました。講師は、マレーシアにJICA海外協力隊(青少年活動)として赴任している水野宏紀さんです。開建高校の皆さんは翌月マレーシアへ研修旅行に行きます。今回の出前講座はその事前研修として実施されました。
講座では、マレーシアの基本情報に加え、現地の水野さんならではの臨場感あふれるお話で、食文化や風習、協力隊員としての活動について、クイズ、写真や動画を交えて詳しくお話を聞きました。マレーシアには、マレー系、インド系、中華系等の人々が共に暮らしています。そこで水野さんは尋ねます。「どうしてマレーシアは多民族国家なのでしょう?」。そんな問いからも、マレーシアの植民地の歴史に紐づけて学びを深めることができました。マレーシアの食文化のお話もとてもユニークでした。辛い物はとにかく辛い。逆に甘くて大変な食べ物もあるそう。開建高校の皆さんは思わず苦笑い。食べ物関連で、水野さんから2つの挑戦のアイデアが出されました。現地の人のように手で食べ物を食べてみること、屋台に並ぶドリアンに是非トライすることです。皆さん、是非チャレンジできると良いですね。
JICA海外協力隊として水野さんは、マレーシアの児童センターと児童自立支援センターの複数の場所で活動しています。アクティビティを通して子どもたちのコミュニケーション力、自己調整力、忍耐力、計算力など様々な力を伸ばす支援活動です。日々の活動を語る水野さんからは、強いコミットメントとともに緩やかに子どもたちの成長を受けとめようとする支援者の眼差しが感じられました。開建高校の皆さんからは、「児童支援センターの子どもたちは何歳で卒業になるのですか?」など質問が次々と出されました。
最後に、「言葉ができなくても、思ったことや感じたことはどんな形でもいいので人に伝える努力をしてください」という水野さんからのメッセージ。高校からは、「やはり現地に今いらっしゃる講師の方からの情報は説得力があり、写真や動画もたくさん用いながらお話しいただけたため、生徒たちの関心や理解が高まったと感じます。」とのコメントいただきました。
マレーシアの州の数は?のクイズ。教室の生徒の皆さんは水野さんからの質問に挙手で回答。
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