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- 【ジョージア⇔静岡県】海外協力隊と出会い、世界を知る!「ジョージアってどんな国?」JICAオンライン出前講座-富士宮市立黒田小学校
2024年6月27日、富士宮市立黒田小学校の6年生118名を対象に、JICAオンライン出前講座を実施しました。講師は、ジョージアに赴任するJICA海外協力隊(青少年活動)の扇澤 舞さんです。今回の出前講座のテーマは、「世界に目をむけてみよう」です。国際協力に携わるJICA海外協力隊員から話を聞き、日本の日常とは異なる世界を知ることが目的です。
ジョージアという国名を初めて耳にする児童も多かったようですが、実は、日本で見かける「キウイ」にもジョージア産のものがあったり、歴史の本に登場する「スターリン」がジョージア出身であったりと、扇澤さんからの話を聞いて子どもたちはジョージアをぐっと身近に感じているようでした。地図帳を出してジョージアの場所を調べてみよう!という扇澤さんからの呼びかけに、教室の子どもたちも大急ぎで調べて答えます。
ジョージアは、歴史上さまざまな国の支配下にあり、現在も複雑な外交関係を抱えています。ジョージア語の挨拶に「ムシュヴィドビサ(平和)」という言葉が入っているのは、多くの争いの歴史を経てきたこの土地の人々が、心から平和を願ってきたためだろうというお話を聞くことができました。
生活の様子、食文化、日本との深い関係などについてもご紹介いただきました。生活面では、停電や断水が多いという悩みはありますが、都市部はかなり発展しています。車が道路にひしめき合っており、駅の通勤ラッシュの様子もどこか日本に似ています。日本のアニメ文化も浸透しているようで大変興味深いです。教室からは「国旗にはどんな意味がありますか?」「日本の学校と何が違いますか?」「ジョージア語の数字も同じように書きますか?」など次々に質問がありました。
協力隊としての扇澤さんの活動は、トビリシ市内の公立学校での日本文化紹介、日本とジョージアの学校をオンラインで繋いだ文化交流企画の実施などです。扇澤さんは、「自分のあたり前はみんなのあたり前とは限らない。みんな違ってみんないいんだと思うことが大切」と話します。黒田小学校からは、「JICAの仕事をについて知れて、ジョージアの話から世界に興味をもつことができました」という感想をいただきました。
ジョージアってどんな国なのか、皆さんは興味深々で話を聞いていました。
ジョージアについての質問が止まりません。カメラの前にたって子どもたちが次々と質問。
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