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【ブータン⇔静岡県】講座の一部で高校生同士が質問しあいこ!新しい価値観との出会い!JICAオンライン出前講座-聖隷クリストファー高等学校

2024年8月1日、聖隷クリストファー高校2年生56名が参加し、JICAオンライン出前講座を実施しました。講師は、ブータンに赴任するJICA海外協力隊(職種:障害児・者支援)の熊澤美帆さんです。今回の出前講座は、夏休み期間を利用して開講されたキャリアプランニングに関する特別授業の一コマです。講座では、一人の協力隊員のキャリアにまつわる話を中心に、新しい価値観に触れることの面白さを感じ、自らの進路や将来のなりたい姿をより柔軟に捉えることが目指しました。

講師の熊澤さんは、ブータンの首都にあるインクルーシブ小中学校の特別支援部門で美術科教員として活動しています。美術教育を通じた特別支援教育のさらなる充実、授業改善、生徒の個性を生かした作品制作の支援とそれによる卒業生の進路選択の幅を広げる取り組みなどに力を尽くしています。
講座の最初に、日本とブータンの時差や気温差についてクイズ形式でアイスブレーキング!当日はブータンが18℃で、日本が38℃。20℃の気温差に驚きながら楽しく講座がスタートしました。ブータンの街の様子や勤務校の様子を動画や写真を使ってわかりやすくお話していただきました。熊澤さん自身の経歴についても紹介。美大卒業後、小学校の図工専科教員として勤務、シリアでの最初の海外協力隊従事、日本の学校現場への復帰、そして今回のブータンでの2度目のJICA海外協力隊参加!一つ一つの決断を紐解きながら説明され、自分自身をよく見つめ、自分は何に関心があるのか、何が楽しいのか、何ができるのかを深く考え進路選択されてきたことがよくわかりました。

講座の途中、現地の高校生4人がオンライン出前講座に参加!クリストファー高校の生徒と英語で交流し、互いの自己紹介、相手の国について知っていることなどを自由に質問しあいました。アニメの名前や料理の名前が相手の口から出てくると、お互いとても嬉しそうでした!

後半の『ブータンってどんな国?』というコーナーでは、日本の高校生から事前に送られていた質問「教育レベルや教育システムはどうなっていますか?」「ブータンと日本で違うところと似ているところは?」に、熊澤さんが一つ一つ回答。講座の最後には、熊澤さんから高校生の皆さんに「いろいろな価値観に触れ、自分らしさを見つけよう」というメッセージが送られました。

(以下写真は、講師・依頼主双方から、webサイトでの使用許可をとってあるものです。写真は、必要に応じて一部加工しています)

学校や授業風景の動画のおかげで現地の様子をダイジェストで知ることができました

学校や授業風景の動画のおかげで現地の様子をダイジェストで知ることができました

青空の下に集まったブータンの高校生と質問交流タイム!

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