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- 【ボリビア⇔大阪府】ボリビアの小学校をのぞいてみよう!~似ているところ、違うところ~JICAオンライン出前講座―箕面市立萱野東小学校
2024年10月22日、箕面市立萱野東小学校の5年生を対象に、JICAオンライン出前講座が実施されました。講師は、JICA海外協力隊(小学校教育)として南米ボリビアで活動中の平島将崇さんです。この講座の目標は、日本とボリビアの「違い」と「共通点」を見つけ、自分の視野を広げることでした。
日本の子どもたちが驚いたボリビアの小学校生活
平島さんは、ボリビアのラパスにある小学校で、現地の先生への授業指導や、子どもたちに算数を教える活動をしています。平島さんが活動する学校は午前と午後の二部制で、どちらかに子どもたちは通うそうです。午前の授業は朝8時から12時20分まで行われています。日本の子どもたちが特に驚いていたのは、中休みまでコマ連続で授業が行われ、160分の間一度も休み時間がないという点です。教室からは「えー!」と驚きの声があがっていました。また、登校する子どもたちに市から配られるお菓子セットの話にも、「どんなお菓子がもらえるのですか?」と質問が飛び、日本との違いに目を輝かせていました。
高地生活とボリビアの文化
平島さんが活動しているラパスは標高が約3600メートル。移動手段としてロープウェイが使われることも。標高3600メートルというと、富士山の山頂で毎日生活するのと同じです。赴任当初は、高地に体が適応せず体調を崩すこともあったと話す平島さん。そんな高地でも現地の子どもたちは息切れもせずにマラソンやサッカーを楽しんでいるそうで、日本の小学生は思わず感服。その他にも、年に一度のオルロのカーニバルでは、人々が通し踊り続けるという文化があるとのお話も興味深いものでした。多民族国ボリビアの多様な文化や美しい写真や動画を通じて、ボリビアの魅力が皆さんにたくさん伝わっている様子でした。
質疑応答で広がる興味
講座終盤には「ボリビアで日本円は使えますか?」「運動場は砂や土ではないのですか?」「チェスや将棋のようなボリビアならではのボードゲームはありますか?」「平島さんの一番好きな食べ物は何ですか?」などたくさんの質問が寄せられました。ボリビアの5年生からのビデオメッセージも届き、日本の子どもたちは笑顔に。萱野東小学校からは「出前講座にむけて、多くの児童が自主的にボリビアについて調べたり、授業後もタブレットを使って世界のことを調べたりする姿がありました。担任だけではできない、貴重な授業でした。」との感想をいただきました。
ボリビアの小学校の時間割表。休み時間の少なさに驚く日本の子どもたち
現地ボリビアの小学校から届いたビデオメッセージを見せてもらいました
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