2024年10月23日、近畿大学理工学部物質系工学専攻の学生45名を対象にしたJICAオンライン出前講座が開催されました。講師はウズベキスタン・日本青年技術革新センターで活躍する小原瑠夏さんです。小原さんは、現地での技術革新の取り組みや生活について、リアルタイム中継を通じて学生たちに紹介しました。
ウズベキスタンの食生活・魅力
講座の冒頭では、ウズベキスタンの基本情報や文化について説明がありました。ウズベキスタンの食文化は日本の味に近く、住みやすいと感じる一方で、料理はやや油っぽいと述べられました。特に伝統的なデザインや模様が施された食器に魅了され、多く購入したものの、日本への持ち帰りに悩んでいるというエピソードも共有され、学生たちの笑いを誘いました。
どうしてJICA海外協力隊に参加したのか
小原さんが協力隊に参加したきっかけは、学生時代に訪れたインドでの経験でした。日本がもつ現代技術が地域の問題解決に役立つ様子を見て、感銘を受けました。さらに、JICA Innovation Questでの経験を通じて、売上を追求するのではなく、社会の課題解決に貢献したいと考えるようになったそうです。こうした経験が、小原さんのキャリア選択に大きな影響を与えたのですね。
JICA海外協力隊の活動
ウズベキスタン・日本青年技術革新センターでの仕事としとしてウズベキスタンと日本両国の大学の連携やウズベク日本フォーラムでのスピーチ等の経験を紹介いただきました。この講座では、オンラインツアー行っています。3Dプリンターを用いた自動車部品や建物のファサードの製造など、多岐にわたる活動が紹介されました。日本の学生にとって、現地施設のオンラインツアーは非常に興味深く、ウズベキスタンのラボの設備を直接見る貴重な機会となりました。現地のラボスタッフとの直接対話も実現し、学生たちは熱心に質問をしていました。
小原さんが強調したいこととして、ウズベキスタンは犯罪の少ない安全な国であることが挙げられました。さらに、学生の中でウズベキスタンのラボを訪問したり、コラボレーションを希望する人がいれば、サポートしたいと言ってくれています。学生たちは、小原さんの経験談に触発され、自分の将来について考える良い機会となったようです。
ウズベキスタンの食文化を紹介する講座の様子。
小原さんお気に入りの食器コレクション。
スマホを使ってオフィス外の技術革新センターをライブ中継。
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