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【インドネシア⇔徳島県】大学生の海外でのボランティア活動について。働く楽しさと挑戦とは?!JICAオンライン出前講座-四国大学

2024年11月15日、四国大学の1~2年生の学生30名を対象にしたJICAオンライン出前講座が開かれました。今回の講師は、インドネシアのスラウェシ島でJICA海外協力隊員として活躍する川島枝莉さんです。観光分野での経験を活かして、現地の観光振興に取り組む川島さんの話に、学生たちは真剣な眼差しで聞き入っていました。四国大学の「キャリア形成実践」の授業の一環で、学生たちが海外でのボランティア活動やJICAの取り組み、海外協力隊の活動について理解を深めることを目的としています。

旅行大好きな大学生がインドネシアの観光隊員になるまで

川島さんは、大学時代から地域活性や観光について研究し、アルバイトで貯めたお金で数々の国を旅行するほどの旅好きでした。一旦は旅行業界に就職したものの、途上国で働くことや暮らすことに挑戦したい、観光を通じて現地の人々に役立ちたいという思いからJICA海外協力隊に参加しました。これまでのキャリア選択のお話は大変興味深かったです。

川島さんが活動するスラウェシ島は、「インドネシア最後の秘境」とも呼ばれる自然と文化に溢れる地。特に南スラウェシのトラジャ族の独特な死生観が話題となりました。トラジャの人々は人が亡くなった後もしばらくご飯を与えたり着替えをさせたりするなどの風習を持っています。講座では、川島さんがスマートフォンで現地の街並みをライブで見せてくださり、学生の皆さんは臨場感あふれる異国の景色に引き込まれていました。

日本の支援により観光産業のさらなる発展をめざすインドネシア。川島さんは協力隊員として、観光マーケティングや情報発信を軸に、国内外の観光客増加に取り組んでいます。電子アンケートで観光客のニーズを把握したり、日本人向けのデジタルガイドブックやSNSで情報発信をしたり、幅広い施策に挑戦しています。

学生たちとのディスカッション

講座の最後にはディスカッションタイムも設けられました。「協力隊に参加をするなら、社会人になってからか、それとも新卒か?」というテーマで学生たちが意見を交わしました。社会人経験があると即戦力になれる一方で、日本と途上国での生活にギャップが生まれ、現地で戸惑うことがあるといった課題も話し合われました。最後に、川島さんからは「やらずに後悔するより、やって後悔しよう」というメッセージをいただきました。

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スマホをもって職場オフィスの外をライブ中継!

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講座の最後にはディスカッションタイムもありました