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【ドミニカ⇔福岡県】異文化に触れる!「ドミニカ共和国ってどんな国?」JICAオンライン出前講座-嘉麻市立碓井義務教育学校

2024年11月20日、嘉麻市立碓井義務教育学校の1~3年生97人を対象に「ドミニカ共和国ってどんな国?」というテーマでJICAオンライン出前講座が実施されました。講師はドミニカ共和国で小学校教育に従事するJICAの海外協力隊員・山田清楓さんです。山田さんは現地の文化や生活について直接体験を交えて紹介しました。

ドミニカ共和国の文化に触れる

講座では、ドミニカ共和国の日常生活や文化が写真とともに紹介され、子どもたちは驚きと興味を持ちながら聞いていました。例えば、ドミニカでは毎朝全員が起立して国歌を聴く習慣があり、子どもたちは「自分たちの学校でもできるだろうか?」と興味を示していました。食事の面では、バナナやキャッサバ芋を使った料理が一般的で、コーヒーは非常に甘いことも紹介されました。スーパーで売られているお菓子の袋に中身が入っていないことがあるというエピソードにも、子どもたちは驚きました。

異文化理解と生活習慣の違い

また、ドミニカ共和国の生活習慣についても学びました。誕生日にはケーキに花火をさして祝う習慣があり、髪の毛を自分で洗うとクシャクシャになってしまうため、美容院で定期的に髪を洗うのが一般的だという話もありました。このような違いを知ることで、子どもたちは異文化の面白さを実感し、日常生活の中での違いを尊重する重要性を学びました。

さらに、ドミニカの国旗の赤は過去の対立で流された血を、青は平和を表していることや、停電や断水が日常的に発生する現実についても紹介され、子どもたちは自分たちが普段当たり前だと思っていることがいかに恵まれているかを感じました。

子どもたちの反応と今後の学び

講座後のアンケートでは、子どもたちから「ドミニカ共和国のことをもっと知りたい!」という声が多く寄せられ、異文化への関心が高まりました。ある児童は、「他の国の文化や習慣を知ることができて面白かった」と感想を述べ、異なる背景を持つ人々への理解を深めるきっかけとなったようです。

碓井義務教育学校の先生からは、「子どもたちが驚きや興味を持ち、国際的な視野を広げることができた」とのコメントがあり、今回の講座が児童たちにとって貴重な学びの時間になったことが分かります。

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ドミニカの学校と日本の学校のちがい

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クイズを交えて食習慣などを紹介してもらいました

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ドミニカ共和国のことをもっと知りたくなりました