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【カンボジア⇔埼玉県】小学生同士の国際交流!お互いの発表に興味津々!JICAオンライン出前講座-加須市立志多見小学校

2024年12月10日、埼玉県加須市立志多見小学校の5年生19人のために、JICAオンライン出前講座を実施しました。11月7日のカンボジアについて学んだ出前講座に引き続き、講師は現地でJICA海外協力隊員として活躍中の渡部紘美さん(小学校教育)です。今回はなんとカンボジアのクラチェという街の小学校の教室とオンラインで繋いで活発な交流が繰り広げられました。

英語で自分たちのことを話してみよう!

日本からは子どもたち全員が順番に、学校や地域について写真と英語で紹介しました。先生や給食の紹介に続いて、志多見小のゆるキャラ「しだみん」が出てきたときには、思わずカンボジアの小学生もにっこりです。寿司や富士山、金閣寺、ポケモンといった定番の日本紹介の他、さいたまスタジアムや「加須どんとこい!祭り」といった地域のことも紹介されました。カンボジアの子ども達は「とても街がきれいだから行ってみたい!」と目を輝かせていました。

次はカンボジアの子どもたちのターンです。元気に「こんにちは!」と日本語で挨拶した後、自分たちの街のクラチェについて絵と英語を使って紹介しました。クラチェには世界有数の大河メコンが流れているそうです。なんと、そのメコン川にはイルカが住んでいるそうで、これには日本の子どもたちも「川にイルカがいるなんて、びっくりした!」と目を丸くしていました。その後、カンボジアの子どもたちは、はにかみながら、リンゴやイチゴ、ピザやハンバーガーなどの好きな食べものを紹介してくれました。日本の子どもたちにも、その食べ物が好きか聞くとやっぱり大人気。言葉や文化などの違う部分もあるけれど、好きな食べ物は同じみたいです。

音楽や歌で繋がりましょう

2つの学校の子どもたちは、お互いに歌も贈り合いました。日本からは「ありがとうの花」の歌です。歌の終わりにはカンボジア語で「オークン!(ありがとう)」と伝えられました。カンボジアからは、お祭りなどでよく歌われている「アラピア」という歌と、「デンディークマエ」という歌が贈られました。お互いに歌に込めた想いはきっと伝わったことでしょう。

この日の交流を、日本の子どもたちもカンボジアの子どもたちも、ちょっと緊張しながらも、とても楽しみにしていたそうです。双方、他国の小学生との交流は初めての経験だったそうで、交流で得たものは大きかったとの感想をいただきました。工夫してお互いに自分のことを伝えたり、一緒に音楽を楽しんだ経験などは、双方の子どもたちの今後の大きな成長の糧となったことでしょう。

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日本の子どもたちから、志多見小のゆるキャラ「しだみん」を紹介。

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カンボジアの子どもたちから、川イルカもいるメコン川の紹介。