大阪・関西万博の会期中、会場西側入口近くのサステナドームを拠点に、万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」と「SDGs」に沿った体験型プログラム「ジュニアSDGsキャンプ」を実施しています。
二酸化炭素排出量を70パーセント削減して作られた「サステナドーム」
ジュニアSDGsキャンプの中で「JICA国際協力出前講座」を同万博期間中のうち、全75回にわたって開催しています!
途上国に派遣中の協力隊からの生中継で、現地で起きている問題や課題について、また生活についてリアルに伝えます。どのような解決策・働きかけがあるのか、参加された皆さんと問題について一緒に考えます。
4月21日は、エクアドル、セネガル、マーシャル諸島からの生中継でした!
家族で参加した小学生を含めた親戚一同、友達同士で参加した大学生、コーヒー豆をエクアドルから購入している喫茶店経営者、グループで参加した高校生などなど、全国各地から参加者が来場しました!
エクアドル回
講師はJICA海外協力隊の升本多美さん。
エクアドルは、経済発展は石油産業など特定の分野に限られ、地方農村部は開発が遅れており、所得格差や地域間格差が未だ大きな開発課題です。また、エネルギー(電力)不足などの課題があります。升本さんはエクアドルでの生活のリアルを伝えてくれました。
参加した小学生からは、「現地の人と仲良くなるためにはどうしたらいいんですか?」グループで参加した高校生からは、「エクアドルの電力不足の課題、現時点ではどう解決していますか?」などたくさんの質問が!
講座終了後、高校生からは「どこかの国の課題も、自分たちが『ものを買う』という生活レベルから変えることが大事だと思った」という感想をいただきました。
セネガル回
講師はJICA海外協力隊の坂田晶子さん。
セネガルと日本の時差は9時間です。セネガルは早朝4時、停電していたため「ろうそく」での参加です!
講座ではセネガルの様子を写真で見せてくれて、参加者の皆さんも「うわ!」「へぇ・・」と声をあげながら見ていました。
マーシャル回
講師はJICA海外協力隊の田島さゆりさん。また万博会場にも活動の一環としてマーシャルパビリオンをサポ―トしているJICA海外協力隊の吉田夏喜さんもゲスト講師として来場しました。
質疑応答で会場からはどんどん質問が出て、田島さんと吉田さんが回答することで、マーシャル諸島についても理解が深まります。
例えば、「たかしおってなんですか?」という素朴な疑問。台風や低気圧によって海面が上昇する現象ですが、マーシャル諸島はとても小さな国で、田島さん曰くその小ささは、「どこに立っていても海がすぐそこに見える」もの。だから高潮も高波もその影響はとても大きいんです」、という説明で、会場の大人も自分が想像しているよりマーシャル諸島が小さく、また高潮などの対策がとても重要なことがわかりました。
ジュニアSDGsキャンプのJICA国際協力出前講座は、1回あたり60分程度、1日3回①11:00~12:00、②13:00~14:00、③15:00~16:00です。
是非万博アプリからお申込みください!
scroll