ドミニカ共和国の環境教育事情

喜屋武 彩花(2021年3次隊 環境教育)

私は教育省の環境リスク管理局・環境サスティナビリティ課で活動しています。
学校や学校周辺の環境調査や地方の教師や責任者への環境に関する講習会などが主な活動ですが、政権が変わったことで局全体を通して未だうまく機能しておらず、納得のいく活動ができずにいます。
この写真はサントドミンゴサントの学校にゴミ箱用のタンクを70個配布した時の様子です。ですが配布したタンク自体オイル汚れが酷く、上部がくり抜かれていないため、先生の中でも学校に入れるのを拒んでいる方もいました。配布するだけで、その後の適切に使用されているのか、以前に比べて学校内の廃棄物管理は改善したのか等のモニタリングはありません。
ドミニカ共和国のほとんどの学校では、3R以前に校内のゴミ箱の設置数が少なく、ゴミの収集頻度も十分ではないため、不法投棄や校内での焼却などが起きており校内外の環境汚染が深刻です。

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