コロナウイルスによる退避一時帰国からの再渡航

森 裕美(2022年7次隊 作業療法士)

私の活動場所はドミニカリハビリテーション協会が運営するリハビリセンターのサンフランシスコ・デ・マコリス支部です。主に成人部門を利用する脳卒中・脊髄損傷・整形疾患等の患者さんが対象です。退避一時帰国前の約一年間はここで活動していたので、再渡航が同じ場所となり感慨深いものがあります。今回の活動は主に、脳卒中による片麻痺の患者さんを対象に、日常生活動作訓練や治療道具の作成等を行っています。活動後には同僚の訪問リハビリに同行することもあります。また、他支部へ出張し治療方法を共有したり、道具の購入情報を交換したりしています。今後は近隣支部との勉強会を計画しており、オンラインでの交流など幅広く情報発信していければと考えています。

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右片麻痺・高次脳機能障害の患者さんに対し、個室をセッティングし、食事に必要な右手の訓練を実施しています。

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カウンターパートと一緒に患者さん宅を訪問し、過去に3回転倒したトイレの環境を確認、手すりなどの提案を行っています。

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作業療法部門の仲間たち。有資格者2名を中心に5年目~16年目までのセラピストが働いています。いつも家族みたいな距離感で接してくれます。