ソナ・コロニアルについて

首都サントドミンゴにあるソナ・コロニアルは、その名の通り(ソナ;地区、コロニアル;植民地)13世紀末期にコロンブスによって、建設されました。以下中南米での初めてのスペイン系ヨーロッパ風の植民都市として、1990年には歴史的な価値が高いとしてユネスコ世界遺産にも登録され、現在においてもドミニカ共和国内唯一の世界遺産として、国内外から多くの観光客を惹きつけています。域内には植民都市時代に建てられた教会や役所をはじめとする歴史的建造物や博物館などが知的好奇心を刺激ます。そして、地元の人々はここを「ソナ」と親しみを込めて呼んでいます。

ソナに入ると、それまでの車の往来が激しくクラクションが鳴り響く首都サントドミンゴの雰囲気とはうって変わって、南欧風のかわいいバルコニーのついた建物、石畳の道、広い整備された歩道が現れます。ソナの中心にあるドゥアルテ公園まで続く目抜き通りでは、レストランやお土産屋が立ち並び、欧米からの観光客が多く見かけられます。一本裏通りに入るとそこは夜ではパブ街となり、首都で外国人が安全に外を歩ける貴重なエリアでもあるため、週末の夜はとても盛り上がります。その美しい地区の至るところに歴史的建造物があり、映画「ゴッドファーザー」シリーズでロケ地になった坂道を抜けた特に古い建物が現存する地区の一角では、毎週日曜日の夜に大規模なダンスパーティーが催されます。政府の観光課から派遣されたプロのダンサーに加え、その場に居る人々が劇場の上でダンスを楽しみます。

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ダンスパーティーの様子

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中心部にある公園

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中心部にある教会