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オンラインでルワンダとつながった!2020年度「JICA SDGs/国際理解教育推進研修」(第1〜3回)報告

2020年11月26日

全国からオンラインで繋がった参加者・関係者。和やかな雰囲気の研修です

JICA地球ひろばでは毎年「教師海外研修(教育行政コース)」を実施してきましたが、今年度は新型コロナウィルスの感染拡大を鑑み、これに代わるものとして、「SDGs/国際理解教育推進研修」を開催しました。

全4回の本研修は、10~11月に第1〜3回目をオンラインで実施し、北海道から沖縄まで全国から10名の教育委員会の指導主事や校長先生などにご参加いただきました!

第1回(10月21日)

自分たちとSDGsとのつながりを考えながら「SDGsに関心のない人はいても関係のない人はいない」ことを確認

「コロナ禍だからこそ必要な教育としての開発教育(SDGs)」を題材とした講義からSDGsや国際理解教育/開発教育推進への理解を深めるともに、参加者同士がお互いを知り、その多様性を感じるワークショップを行いました。

第2回(10月28日)

ルワンダから「内戦を体験して学んだ命、平和」についてお話くださったマリールイズさん

アフリカのルワンダに焦点を当て、JICAルワンダ事務所とリアルタイムでつなぎ、所長の丸尾信より同国の概要や日本の協力について説明しました。また、小グループに分かれルワンダ人を含む同事務所所員との対話を行いました。
さらに、NPO法人 ルワンダの教育を考える会理事長の永遠瑠・マリールイズさんをゲストにお迎えし、ルワンダの教育について、ご自身の半生やこれからの夢も交えて熱く語っていただきました。

第3回(11月11日)

校長室から登壇くださった松尾さん(右)・JICA中野(左)と、話に聞き入る参加者のみなさん(上段)

「持続可能な社会」を共につくる力を育むアプローチを考えることを目的に、JICA専門家の黛正伸さん、元海外協力隊員の富田美佳さん、元JICA地球ひろば職員の八星真理子さんより、ルワンダの水問題への取り組みをそれぞれの視点からのお話を伺いました。

その後、相模原市立大野台中学校 副校長の松尾英和さんとJICA横浜の中野貴之より、教育委員会とJICAの連携や学校教育で国際理解教育/開発教育を扱うことの意味などについて、チャット機能も活用しながら意見交換を行いました。

参加者からは、「ルワンダの現状を現地の方から伺え、SDGsや国際理解教育/開発教育について教育行政として何ができるか考える良い機会を得られた。」「オンラインを効果的に活用し、世界とのつながりを感じられる工夫がなされていて、集合研修とオンライン研修のベストミックスをめざす上で、大変参考になった。」などの感想が寄せられました。

1月に予定している最終回では、本研修を踏まえて参加者が考えたアクションプランを共有し合う予定です。今後の報告にもご期待ください。

(報告:地球ひろば推進課 白石 こすも、運営事務局:一般社団法人 グローバル教育推進プロジェクト(GiFT))

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