ひろばニュース

札幌新陽高等学校のほっかいどう地球ひろば訪問

2022年4月7日

参加してくれた皆さん

札幌新陽高等学校の皆さんが訪問してくれた時の様子をお伝えします。
今回は体験談とひろば訪問、そしてワークショップの3本立てでご案内しました。

インターン生による地球ひろば案内

ボードにはインターン生の名前も載っています

Aゾーン「世界を知る」では、酪農学園大学の早川史織さんが、自身も暮らしたことのある東南アジアの特産品などを紹介しました。特にパーム油に関する簡易な紹介はこの後のワークショップにかかわるので、導入のさらに導入になりました。その後は、大学生インターンが力を合わせて作製したJICA海外協力にまつわるフローチャートのボードについての紹介がありました。このボードはAゾーンとBゾーンの間に位置します。頑張って作ったので、JICA北海道に来られた際はぜひ一度お試しください。

平野さんはトルクメニスタンの衣装を着て案内しました

Bゾーン「世界とつながる」では、東海大学の平野北斗さんが、SDGs4番に関する世界の教育事情を取り上げました。平野さんの経験である「車いすを整備をして開発途上国の方々へ届ける」活動をスケッチブックにわかりやすくまとめ、意欲的に発信しました。教育にまつわる内容として、マララ・ユスフザイ氏の話も交えて世界の識字率の差を説明しました。えんぴつの形をした仕掛けを使い、子供たちが学校に行くことができない様々な理由が書かれている展示の紹介も行いました。

パーム油とわたしたちの生活との密接な結びつきについて・JICA海外協力隊体験談

写真を使ったワーク

ワークショップでは地球案内人の中島さんが、マレーシアなどの原生林を切り開いて作るパーム油がもたらす様々な恩恵と、それに依存することで起こる問題の話をしました。グループワークではパーム油に関連する写真を配布し、どんな状況か予想し写真にタイトルをつけるとしたらどうなるかを話し合ってもらいました。私はサポートとして話を聞き出そうとしましたが、生徒の皆さんはスムーズに思い思いの意見をめぐらせていました。パーム油からできる製品は何かという話になったときに、一番初めにAゾーンでの早川さんの説明を覚えていた生徒が積極的に答えてくれました。私は早川さんとずっと一緒に地球ひろば案内の準備や練習をしていたので、とても印象的でした。(開発教育協会発行教材使用)

ウズベキスタンの国旗の紹介

体験談パートでは、JICAスタッフの山中卓也さんからウズベキスタンでの話を聞きました。山中さんが国際協力に興味を持ったきっかけや、ウズベキスタンに何をしに行ったのか、ウズベキスタンの食べ物の紹介もありました。ウズベキスタンで使われるキリル文字を使って自分の名前を書く挑戦もあったので、様々なウズベキスタンの文化に触れる時間となりました。
(記事執筆:酪農学園大学4年 竹村風力)

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