首都圏斜面災害対策管理プロジェクト

ホンジュラスの首都テグシガルパ市は盆地にあり、傾斜地に囲まれていることから降雨による地すべりや豪雨による洪水が発生しやすい地形的特性があります。同市では、地方部からの人口流入により、多くの住民が地すべりや斜面崩壊の危険性が高い地域に居住しており、これらの地域における適切なリスク評価、土地利用規制・管理、更に斜面災害に対応する対策にかかる政府等の能力強化が急務となっています。

プロジェクト概要

  • プロジェクト名:首都圏斜面災害対策管理プロジェクト
  • プロジェクト期間:2019年2月~2023年12月(4年10カ月)
  • 事業費:約4.64億円
  • カウンターパート:テグシガルパ市(AMDC)、緊急事態対処常設委員会(COPECO)、ホンジュラス国立自治大学(UNAH)
  • 日本側コンサルタント:国際航業(株)、OYOインターナショナル(株)他

プロジェクト目標

首都圏の斜面災害対策管理能力が向上する。

期待される成果

成果1:斜面災害現象を解明するための詳細調査・解析能力が強化される
成果2:中小規模の斜面災害対策に係る設計、施工管理、維持管理の能力が強化される
成果3:斜面災害のハザードマップ及びリスクマップの作成能力が強化される
成果4:斜面災害にかかる土地利用規制の能力が強化される

活動の様子

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専門家による地すべり現場危険地域の視察(成果1)

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テグシガルパ市内のヌエバ・サンタ・ローサ地区において斜面災害の脆弱性評価方法を説明する専門家(成果1)

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専門家の指導を受けカンポ・シエロ地区に建設された地すべり対策工(成果2)

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テグシガルパ市内のフエルザス・ウニダス地区で施工監理方法を指導する専門家(成果2)

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専門家との現地踏査をもとにリスク・マップをアップデートする様子(成果3)

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日本人専門家の指導のもと、テグシガルパ市職員が作成したテグシガルパ市内の地すべりハザードマップ(成果3)

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地すべりリスクマップ作成に向け専門家とともに影響範囲を現地踏査する様子(成果3)

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斜面災害に係る土地利用規制の条文を議論する専門家とテグシガルパ市役所職員(成果4)

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日本での研修を終え、アクション・プランを発表するカウンターパート職員