コロンビアにおけるハリケーン被害に対する国際緊急援助-供与物資の引渡し-

2020.12.07

コロンビアのプロビデンシア島及び、サン・アンドレアス島近辺におけるハリケーン被害に対して、国際協力機構(JICA)が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。

コロンビアに対し供与する緊急援助物資は、11月28日にボゴタへ到着しました。12月3日午後3時30分(現地時間)よりコロンビア外務省にて、コロンビア側からクラウディア・ブルム外務大臣が、日本側から森下敬一郎駐コロンビア大使、上條直樹JICAコロンビア支所長らが出席し、同物資の引渡式を実施しました。

引渡式では、ブルム外務大臣より、日本政府とJICAの迅速な支援に対する深い感謝の意が示され、到着した緊急援助物資は、甚大な被害を受けたサン・アンドレアス、プロビデンシア、サンタ・カタリナ島嶼県を中心に、被災した地域の人々の支援に大きく貢献すると述べられました。また、日本は、災害に対する予防・応急対策・復旧等、防災に関する豊富な知見を有している国であると高く評価し、日コロンビア外交樹立112周年を迎えるも、今日のように困難な状況の中で今般のような緊急援助を頂けたことは、両国の絆を一層強くする象徴的な出来事だと述べました。

これに対し、森下大使より、甚大な被害をもたらしたハリケーン・イオタによる被災者のご家族へお見舞いの言葉を述べると共に、現在も被災されている多くの皆様の復興を心よりお祈り申し上げる旨の発言がありました。また、日本政府は、2017年4月にプトゥマヨ県モコア市で発生した大雨による洪水被害の際に、JICAを通じた緊急援助(発電機等)を実施した経験があり、今般、迅速な支援に繋がったことに言及しました。最後に、両国はこれからも逆境の中でも共に立ち向かい歩んでいくことを約束すると述べました。

以 上

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ボゴタ市内の赤十字地下倉庫、緊急援助物資を検品

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毛布を手渡す上條JICA支所長

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式典には、コロンビア側からクラウディア・ブルム外務大臣(写真中央左)、マルセラ・オルドニェス外務省国際協力局長(写真右)、カレン・メンドッサ国際協力庁技術管理部長(写真左)、リナ・マルティネスUNGRD国際協力調整官(写真右から2番目)が参列。日本側は、森下敬一郎駐コロンビア大使、上條直樹JICAコロンビア支所長らが出席。

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