トンガ王国における火山噴火及び津波被害に対する緊急援助(第3報)

2022.02.25

トンガ王国における火山噴火及び津波被害に対して、国際協力機構(JICA)が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。

トンガ王国に対し供与する緊急援助物資は、自衛隊輸送機 C130及び自衛隊輸送艦「おおすみ」により1月22日から順次トンガへ到着し、2月16日のババウ島への輸送をもって全量引き渡されました。2月25日10時(現地時間)よりMEIDECC(Ministry of Meteorology, Energy, Information, Disaster Management, Environment, Climate Change, and Communications)会議室にて、トンガ側からパウラ・マウMEIDECC次官が、日本側から高島宏明JICA トンガ支所長らが出席し、同物資の授受に係る署名式を実施しました。

署名式では、パウラ・マウ次官より、日本の自衛隊輸送機、輸送艦を使った迅速な支援に対する深い感謝の意が示されるとともに、到着した物資は既に甚大な被害を受けたトンガタプ島カヌクポル村、ハータフ村、アハウ村などの被災地に配送されており、同様に被害の大きかったトンガタプ島近郊のエウア島でも水や物資の不足が続いており、明日改めてフェリーにて同島に配送される予定である旨が述べられました。これに対し、高島支所長より、トンガ政府の協力もあり一連のオペレーションが円滑に行われたことは喜ばしく、今回の火山噴火及び津波被害が一日も早く収まることを希望する旨、発言がありました。
また、パウラ・マウ次官に対して、物資輸送を担った航空自衛隊乗組員から託された「One Team」ラグビーボールを寄贈したところ、大変に喜ばれる一幕もありました。

以上

【画像】

授受証明に署名をするパウラ・マウ次官と高島宏明JICAトンガ支所長

【画像】

空自「One Team」ラグビーボールを寄贈する高島支所長

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