ボリビア多民族国における森林火災に対する国際緊急援助-供与物資の引渡し-
2024.10.10
2024.10.10
ボリビア多民族国における森林火災被害に対して、国際協力機構(JICA)が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。
同国に対し供与する緊急援助物資は、森林火災に対応する消防活動が円滑に進むことを目的に、消火活動の最前線で活躍する消防隊に対する消防服・資機材等一式をボリビア国内で調達し、10月9日(水)午前10時(現地時間)より国防省民間防衛副省サンタクルス県事務所にて、ボリビア側からフアン・カルロス・カルビモンテス国防省副大臣が、日本側から小野村拓志 駐ボリビア日本国大使、小宮山幸子JICAボリビア事務所次長らが出席し、同物資の引渡式を実施しました。
引渡式では、カルビモンテス国防省副大臣より、アルセ大統領からの日本の支援に対する深い感謝の意が示されるとともに、供与した物資は今後消化活動に追加動員される600名の消防隊員に提供される旨が述べられました。
これに対し、小野村大使から、両国は森林火災の影響を受ける環境と地域社会を保護するコミットメントを共有しており、この新たなパートナーシップにより、日本は災害管理においてボリビアを支援し、持続可能な開発のために協力関係の更なる強化に取り組む旨、発言がありました。
なお、JICAは2025年から技術協力として開始する「森林火災対策のための衛星画像利用促進能力強化プロジェクト」による衛星データを基とした情報の活用を通じ、ボリビアにおける森林火災の予防・対応・回復能力の一層の強化促進を支援していく予定です。
供与した防護服を装備した消防隊員と共に、中央右から小宮山次長、カルビモンテス副大臣、小野村大使
供与された物資
供与された物資
以上
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