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ホンジュラス共和国における熱帯暴風雨・サラによる被害に対する国際緊急援助-供与物資の引渡し-

2024.11.22

ホンジュラス共和国における熱帯暴風雨・サラによる被害に対して、国際協力機構(JICA)が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。

ホンジュラス共和国に対し供与する緊急援助物資は、11月21日にサン・ペドロ・スーラへ到着しました。同日15時45分(現地時間)よりラモン・ビジェダ・モラレス国際空港にて、ホンジュラス側からシンディ・ロドリゲス外務副大臣、フランク・アントゥネス危機情報対応省副長官、日本側から中原 淳 駐ホンジュラス日本国大使、カリム・クバイン駐サン・ペドロ・スーラ日本国名誉総領事、門屋篤典 JICA ホンジュラス事務所長らが出席し、同物資の引渡式を実施しました。

引渡式では、ロドリゲス副大臣より、日本の迅速な支援に対する深い感謝の意が示されるとともに、到着した物資は早速、甚大な被害を受けた北部地域の被災地に配送する旨が述べられました。これに対し、中原大使より今回の熱帯暴風雨・サラによる被害が一日も早く収まることを希望する旨、発言がありました。

今回の暴風雨により甚大な被害を受けた「バジェ・デ・スーラ」と呼ばれる地域は、国内総生産の60%以上を産出する地域であるものの、カリブ海上で頻発する熱帯低気圧やハリケーンの被害を受け易いため、ホンジュラス経済は数年毎に大きな経済的損失を被っています。JICAはこの状況に対し、開発計画調査型技術協力「バジェ・デ・スーラ都市圏洪水対策マスタープランプロジェクト」(2024~2026)の実施を通じ、発災時の人道支援だけでなく、同地域の開発におけるレジリエンスの強化を図っており、治安問題や移民問題にも苦しむホンジュラスにおけるHDPネクサスの実現をリードしたいと考えています。

なお、今回供与した援助物資は、同国政府により被災者に届けられます。

供与物資の前にて、左からクバイン名誉総領事、アントゥネス副長官、中原大使、ロドリゲス副大臣、門屋所長

以上

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