ボリビア多民族国における洪水被害に対する国際緊急援助-供与物資の引渡し-
2025.04.21
2025.04.21
ボリビア多民族国における洪水被害に対して、国際協力機構(JICA)が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。
同国に対し供与する緊急援助物資は、今年1月から続く大雨により発生している洪水被害によって生じた浸水の排水を目的に、排水ポンプをボリビア国内で調達し、4月17日(木)午前10時(現地時間)より国防省民間防衛副省サンタクルス県事務所にて、ボリビア側からセリンダ・ソサ・ルンダ外務省大臣、フアン・カルロス・カルビモンテス国防省副大臣が、日本側から小野村拓志 駐ボリビア日本国大使、小宮山幸子JICAボリビア事務所次長らが出席し、同物資の引渡式を実施しました。
引渡式では、ソサ外務大臣より、アルセ大統領からの日本の支援に対する深い感謝の意が示されるとともに、供与した物資は洪水被害により最も深刻な被害を受けている脆弱な人々のために役立てる旨が述べられました。また、カルビモンテス国防副大臣は、今回の洪水被害において日本がドナー国の中で最も早く援助を申し出てくれたことに感謝の意を述べました。
これに対し、小野村大使から、今年は対ボリビア国際協力65周年を迎える節目の年であること、災害大国として豊富な経験を有している日本の経験をボリビアに共有し、災害への効果的な対応ができるよう協力を行いたい旨、発言がありました。
供与物資と関係者(中央左から小宮山次長、一人置いてカルビモンテス国防副大臣、ソサ外務大臣、小野村大使)
供与物資を前に並ぶ国防省民間防衛副省職員
引き渡し式での軍警察のセレモニー
以上
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