フィリピン中部における地震被害に対する緊急援助-供与物資の引渡し-
2025.10.14
2025.10.14
フィリピン共和国の中部地域における地震被害に対して、国際協力機構(JICA)が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。
フィリピン国に対し供与する緊急援助物資は、10月13日夜にセブ州のマクタン国際空港へ到着し、翌14日11時30分(現地時間)より社会福祉開発省の支援物資倉庫にて、フィリピン側からパメラ・バリクアトロ セブ州知事及びシャリーン・マリーン・ルセーロ社会福祉開発省 第7地域事務所長が、日本側から遠藤和也 駐フィリピン日本国大使 、馬場隆 JICAフィリピン事務所長らが出席し、同物資の引渡式を実施しました。
引渡式では、遠藤大使から、今回の地震により被災された方々に対して、心からのお悔やみとお見舞いの言葉と共に、被災地域が一日も早く復興することを願っていると述べられました。馬場所長は、日本が過去の大規模災害において迅速な対応を行い、連帯と友情の精神を示してきたことに言及すると共に、同じく自然災害の影響を大きく受ける国として、緊急援助にとどまらず、防災・減災分野における協力の重要性を強調し、JICAとして今後も力強く支援していく姿勢を表明しました。
これに対しバリクアトロ知事及びルセーロ所長からは、日本からの温かい支援に対して深い感謝の意が示されると共に、到着した支援物資については、関係機関と連携しながら、速やかに被災地へ届ける意向が表明されました。
なお、今回供与した援助物資は、同国政府により被災者に届けられます。
引渡式における署名の取り交わし。左から馬場所長、遠藤大使、ルセーロ所長、バリクアトロ知事
供与物資を前に並ぶ出席者
倉庫にて配布を待つ支援物資
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