メキシコ合衆国における洪水被害に対する国際緊急援助－供与物資の引渡し－
2025.10.27
メキシコ合衆国における洪水被害に対して、国際協力機構（JICA）が供与した緊急援助物資が、同国に引き渡されました。
メキシコ国に対し供与する緊急援助物資として、被災者向けの衛生用品等一式を同国内で調達し、10月23日16時（現地時間）より外務省備蓄センターにて、メキシコ側からフェルナンド・ゴンサレス外務省アジア太平洋局長が、日本側から本清耕造駐メキシコ日本国大使、小林千晃JICAメキシコ事務所長らが出席し、同物資の引渡式を実施しました。
引渡式では、ゴンサレス局長より、日本の迅速な支援に対する深い感謝の意が示されるとともに、今回の支援は単なる物資の供与にとどまらず、困難な状況下における両国の友好と連帯の象徴である旨発言がありました。これに対し、本清大使は、今回の洪水被害が一日も早く収束し、被災された方々が平穏な生活を取り戻されることを願うとともに、深いお見舞いの意を表しました。また、日本とメキシコはいずれも災害多発国であり、これまでの災害対応の経験を通じて強固な連携を築いてきたことを強調し、今回供与された物資が被災地の復旧に少しでも役立つことを願う旨を述べました。
なお、今回供与した援助物資は、同国政府により被災者に届けられます。
緊急援助物資の目録をゴンサレス局長（右）へ手渡す本清大使（左）
供与物資の前に並ぶ小林事務所長（左から三人目）、本清大使（中央左）、ゴンサレス局長（中央右）
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