北岡理事長がOECD/DACのムーアヘッド議長と会談
2019.09.06
JICA北岡伸一理事長は、9月3日、経済協力開発機構(OECD)開発援助委員会(DAC)のスザンナ・ムーアヘッド議長とJICA本部で会談しました。
冒頭、ムーアヘッド議長からTICAD7の成功に対し祝意が述べられ、両者は今回のTICAD7では、各国首脳を含むアフリカ各国代表団、ビジネスリーダー等が一堂に会し、彼らがオーナーシップをもって開発課題の解決に取り組んでいる姿を見ることができ、極めて有意義であったとの意見で一致しました。また、両者は、保健・教育・農業分野での協力の重要性を再確認すると共に、債務持続性、民間資金を含む新たな開発資金の確保、DACと新興パートナーとの関係強化等につき意見交換を行いました。ムーアヘッド議長は来日中にJICA関西センターも訪問し、防災に関する研修の視察や地方自治体、NGO、学術機関との意見交換を行いました。ムーアヘッド議長から、JICA関西センターが地元関係者と強固な関係を築いている様子に感銘を受けたとの発言があり、今後OECD/DACにより実施が予定されている対日開発協力相互レビュー(注)に向け、日本の協力の特徴を学ぶ良い機会であったとの感想が述べられました。
ムーアヘッド議長(右)と北岡理事長
JICAは、今後もOECD/DAC関係者との意見交換を行い、各種開発課題の解決に引き続き貢献していきます。
(注)開発協力相互レビューは、OECD/DACが各DAC加盟国の開発協力政策や実施状況を4~5年毎にレビューするもの。
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