北岡理事長がブータンのロテ首相と会談（オンライン）
2020.09.08
北岡伸一JICA理事長は、9月4日、ブータン国のロテ・ツェリン首相とオンラインで会談しました。
冒頭、北岡理事長より、ブータン政府が徹底した水際対策や感染者対応等により、新型コロナウイルスのパンデミックを防ぎ、死者を出していないことに対する賛辞が伝えられました。ロテ首相からは、日本政府やJICAのこれまでの長年の協力に対する謝意が示されるとともに、ブータン政府の新型コロナウイルスへの対応状況や、経済への影響、今後の復興に向けた取り組みなどについて説明がなされました。
ロテ首相(右)と北岡理事長
北岡理事長は、JICAは『世界保健医療イニシアティブ』（仮称）と銘打った協力を展開したいと表明しました。具体的には、開発途上国における医療施設の整備を核とする、人材育成や検査体制の強化なども含めた保健医療システムを強化する取り組みです。これまでに実績を重ねてきた手洗い習慣、母子保健、栄養改善など、予防の強化と合わせて、一層尽力していきたい旨表明しました。ロテ首相は、そのような協力はまさに今、世界に求められているものであるとして、協力への期待を表明しました。
JICAは、今後も引き続き、ブータン国の経済、社会基盤の発展及び安定化に貢献すべく協力を行っていきます。
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