北岡理事長が国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事と会談(オンライン)

2020.12.18

北岡伸一JICA理事長は、12月17日、クリスタリナ・ゲオルギエバ国際通貨基金(IMF)専務理事とオンラインで会談しました。

冒頭、北岡理事長は、コロナ危機対応において加盟国を迅速かつ強力に支援しているゲオルギエバ専務理事のリーダーシップを高く評価するとともに、世界経済の安定化のためにIMFが果たすべき役割の重要性を強調し、ゲオルギエバ専務理事とともにさらなる両機関の関係強化を図りたい旨述べました。両者はその後、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に対応するための国際協調について議論し、今後本格化する新型コロナウイルスに対するワクチンの公正な調達や分配のみならず、病院整備や人材育成を通じて、予防・警戒・治療に包括的に対応する保健医療システムを強化することの重要性で一致しました。また、新型コロナウイルス感染症の拡大で、開発途上国が直面する経済の低迷や債務問題について、途上国政府の能力強化の必要性を確認しました。更に、世界全体でレジリエンスを高めていくために、日本政府が表明した2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにする目標などに触れつつ、気候変動対策や教育などを重視するという今後の国際協力の方向性を共有しました。

ゲオルギエバ専務理事

北岡理事長

JICAは、今後もIMFと連携しながら、開発途上国の発展に貢献していきます。

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ