北岡理事長がCOP26シャルマ議長と会談(オンライン)
2021.04.26
北岡伸一JICA理事長は、4月19日、英国で11月に開催予定の第26回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP26)のアロク・シャルマ議長とオンラインで会談しました。
冒頭、シャルマ議長から、COP26に向け、カーボンニュートラル実現のためのメッセージを世界に共有すること及びそのコミットメントを着実に実施することが必要であると説明がありました。また、気候変動への緩和策(温室効果ガス排出抑制・削減のための取組み)のみならず、適応策(気候変動による負の影響を軽減するための取組み)の必要性も強調されました。
オンライン会談の様子
続いて、北岡理事長は、英国エディンバラ公爵フィリップ殿下のご逝去にお悔やみを申し上げた後、英国がG7およびCOP26の議長国を務めることに敬意を表するとともに、気候変動をはじめとする世界的な課題の解決に向けた英国のリーダーシップに期待する旨を伝えました。気候変動対策では、4月16日に行われた日米首脳会談において「日米気候パートナーシップ」が立ち上げられたことにも触れ、JICAは日本政府の方針に沿いながら、途上国と十分な対話を重ね、最善の協力を行っていくことを説明しました。
シャルマ議長は、各国が指導力を発揮し、民間投資も促進しながらカーボンニュートラルの目標達成に向けて進むことの重要性を強調し、エネルギーの移行に対する資金協力や投資の重要性とともに、JICA及び日本のリーダーシップに期待すると発言されました。
JICAは今後も、各国ドナーを始め多様なパートナーと連携しながら、開発途上国における脱炭素社会への移行や気候変動に強靭な社会づくりを後押ししていきます。
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