北岡理事長がアフリカ連合開発庁マヤキ長官と会談(オンライン)
2021.11.01
北岡伸一JICA理事長は、10月28日、アフリカ連合開発庁(AUDA-NEPAD)のイブラヒム・アッサン・マヤキ長官とオンラインで会談しました。
コロナ危機への対応に関する意見交換の中で、北岡理事長は、アフリカ自身の力で立ち上がることの重要性を強調し、AUDA-NEPADがアフリカ発の製品・サービス(Home Grown Solutions)によるパンデミック対応を推進していることを称賛し、JICAは同イニシアティブ促進に協力していくことを強調しました。また、JICAとAUDA-NEPADの連携が発展してきたことの証として、両機関の業務連携協定(Memorandum of Cooperation: MOC)の改訂版を締結できることは喜ばしいと述べました。
マヤキ長官(左)と北岡理事長(右)
これに対し、マヤキ長官からは、コロナ危機対応へのJICAの協力に対する謝辞が述べられました。また、アフリカが日本の近代化やアジアにおける日本の開発協力の経験から学ぶ点は多く、「JICAチェア」(JICA日本研究講座設立支援事業)のコンセプトを踏まえた両機関の連携を進めていきたい旨の発言がありました。
両者はその後、来年チュニジアで開催予定のTICAD8(第8回アフリカ開発会議)に向けて両機関の連携を拡大・強化していくため、改訂版MOCへの署名を行いました。この改訂版MOCの下で、両機関は地域統合、カイゼン、栄養に加え、保健医療分野を中心とした現地民間企業支援や研究分野での連携に取り組みます。
続いて行われた両機関の年次連携協議では、過去1年の取組を振り返るとともに、TICAD8に向けた具体的な連携活動について協議しました。
JICAは、今後もAUDA-NEPADと連携し、アフリカのオーナーシップを尊重したアフリカの開発に貢献していきます。
scroll