田中理事長がUNDPのシュタイナー総裁と会談

2022.07.20

田中明彦JICA理事長は、7月13日、UNDP(国連開発計画)のアヒム・シュタイナー総裁と都内で会談しました。

田中理事長とシュタイナー総裁は、同日に行われた日本経済新聞社主催のUNDP・JICA特別フォーラム「人間の安全保障とアフリカの挑戦」における共同発信の意義を確認し、人間の安全保障の推進に向けた両機関のさらなる連携強化について意見を交わしました。

田中理事長は、昨今の世界的なエネルギー及び食料危機・インフレ等を含む複合的危機のなかでSDGs達成を目指すため、複合的な脅威の相互連鎖を人々の視座に立って捉える人間の安全保障の考え方の有用性を述べました。シュタイナー総裁は、デジタルトランスフォーメーションの重要性に触れ、それが人間の安全保障を促進する要因にも脅威にもなりうることを指摘しつつ、UNDPによる協力としてデジタル技術・データの活用や、安全性や平等性を確保するエコシステムの整備に取り組むと述べました。

田中理事長(左)とシュタイナー総裁(UNDP駐日事務所提供)

また、シュタイナー総裁は、SDGs を達成するための民間投資の促進、気候変動対策や脱炭素社会実現に向けたエネルギー移行支援について取り組みを強化しておりJICAとの協力を更に深化させていきたいと発言し、田中理事長もUNDPとの連携の強化に期待を示しました。

また、両者は、8月に開催予定のTICAD8においても緊密に連携していくことを確認しました。

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