田中理事長がモンゴル国家大会議のザンダンシャタル議長と会談

2023.03.14

田中明彦JICA理事長は、3月2日、モンゴルのザンダンシャタル国家大会議議長とJICA本部で会談しました。

冒頭、ザンダンシャタル議長はモンゴルの民主化・市場経済改革へのJICAの長年の支援に謝意を表しました。日本の近代化をモデルと考え、議長自ら「日本のように発展しよう」と議会で提唱していることを紹介し、今後も民主主義、自由、人権という両国が共有する価値観を維持し続けると述べました。

田中理事長は、日本とモンゴルの友好関係を深めることが重要であり、モンゴルの民主主義の根幹を担う国家大会議は今後の国内改革において極めて重要な役割を果たすものであるとの期待を述べました。

田中理事長(右)とザンダンシャタル議長

さらに田中理事長とザンダンシャタル議長は、モンゴルのマクロ経済の今後の見通し、今後の協力の方向性について意見を交わすとともに、良好な二国間関係の維持、発展のために双方が尽力していくことを確認しました。ザンダンシャタル議長は、モンゴルの中長期的な成長のためには産業多角化が重要であると強調し、円借款「中小企業育成・環境保全ツーステップローン事業(I)(II)」(2006年・2010年L/A調印)を高く評価しました。また、今後開始される技術協力「トゥヴ県フシグ谷の新都市の開発に係る投資促進及び経済自由地域関連法制度整備支援プロジェクト」がモンゴルのさらなる経済発展を後押しすることに期待を寄せました。

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