令和5年度(2023年度)JICAの予算概算要求について
2022.08.31
独立行政法人国際協力機構(JICA)は、「信頼で世界をつなぐ」のビジョンのもと、人間の安全保障と質の高い成長の実現を目指して、地球規模のさまざまな課題への取り組みを行っています。2022年6月7日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2022(骨太方針2022)」などを踏まえた令和5年度(2023年度)の予算概算要求内容は以下のとおりです。
1.JICA運営費交付金、施設整備費補助金(注)
JICA運営費交付金については、163,538百万円(令和4年度(2022年度)当初予算比+13,399百万円)を計上しています。外務省の予算概算要求における柱に沿って、以下の柱を重点施策としています。
また、JICA保有施設の補修費として、施設整備費補助金1,817百万円(同+204百万円)を計上しています。
(注)JICA運営費交付金及び施設整備費補助金並びに無償資金協力の予算概算要求は外務省が行うことになっており、8月31日、外務省は財務省に対し、同運営費交付金などを含む令和5年度概算要求書を提出しました。外務省の予算概算要求の基本方針については、外務省ウェブサイトをご覧ください。
2.有償資金協力部門
令和5年度の予算概算要求における事業規模は、14,700億円(令和4年度当初計画比+500億円)を計上しています。
令和4年度と同様、「(1)新興国・途上国における「質の高い成長」支援」、「(2)持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)に向けたグローバルな課題への対応」に重点を置いた施策としています。
JICAは、8月31日、財務省に対し、上記の有償資金協力の事業計画に基づく令和5年度概算要求書を提出しました。
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