慶應義塾大学と海外協力隊派遣連携覚書を締結



2023.07.25
JICAは7月25日、ガーナ共和国ダニエル・オカイテーイ臨時代理大使臨席のもと、慶應義塾大学とJICA海外協力隊派遣のための連携に関する覚書を締結しました。
本連携では、2024年から3年間、慶應義塾大学SFC研究所ベースボールラボが、体育会野球部員を中心としたラボの関係者を夏休み時期に毎年10名程度ガーナ国に派遣し、青少年への野球の指導を通じて総合的な人づくりを目指します。
署名式の様子
日本の野球の伝統である「規律」「尊重」「正義」といったスポーツマンシップを育む人づくりをアフリカに展開している一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS/ジェイ・エイブス、代表理事:友成晋也))が有する「ベースボーラーシップ™教育メソッド(注1)」を活用することにより、現地コーチ陣と海外協力隊員が協力して指導することで、青少年の野球の技術向上とともに社会情動的スキルの向上を図り、ガーナ社会の発展に貢献します。
なお、慶應義塾大学は、ガーナ大学と連携して「JICAボランティアが実施するベースボーラーシップ教育がもたらす効果」の研究協力を長期にわたって行う計画です。JICAがグローバルアジェンダに掲げる「スポーツと開発」分野の長期的な効果測定は先駆的な試みであり、野球が人材育成にどのような成果をあげるのかが注目されます。
(注1)野球・ソフトボールの指導を通して青少年少女の「規律・尊重・正義」などの精神を育む教育メソッドであり、「ベースボーラーシップ」は英語のBaseball(野球)+Sportsmanship(スポーツマンシップ) をかけ合わせた造語。
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