日ASEANサイバーセキュリティ能力構築センター(AJCCBC)における第1回研修オープニングセレモニー:ASEAN各国のサイバーセキュリティ専門人材の育成に貢献

#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2023.06.19

6月19日、タイ王国バンコクの日ASEANサイバーセキュリティ能力構築センター(ASEAN-Japan Cybersecurity Capacity Building Centre:AJCCBC)において、技術協力「サイバーセキュリティとデジタルトラストサービスに関する日ASEAN能力向上プログラム強化プロジェクト」第1回の研修開催を記念し、オープニングセレモニーが行われました。ASEAN諸国から14名の研修員が参加し、タイ側からはティラウット・ワィタヤコーン国家サイバーセキュリティ局副長官、日本側からは石月英雄外務省総合外交政策局審議官兼サイバー政策担当大使、田畑伸哉総務省サイバーセキュリティ統括官室企画官、宮崎桂JICA理事が臨席しました。

2018年9月、日本政府はASEAN事務局及びタイ政府とともに、タイのバンコクにAJCCBCを設立してセキュリティ人材育成の拠点とし、総務省の支援の下、実践的サイバー防御演習(CYDER※)をはじめとする演習提供を通じてASEAN全体の人材育成を行ってきました。2023年3月から4年間の予定で、ASEAN事務局との技術協力協定に基づく技術協力プロジェクトとして、「サイバーセキュリティとデジタルトラストサービスに関する日ASEAN能力向上プログラム強化プロジェクト」を開始しました。

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セレモニーの様子

国境を越えて利用されるサイバー空間のセキュリティの確保には国際連携が必要不可欠です。また、日本を含む世界全体のサイバーセキュリティ上のリスクを抑えるには、開発途上国に対する能力構築支援を行い、国際的な人材育成を図ることが重要です。

JICAはサイバーセキュリティ分野を所掌する日本の省庁及び外部機関とも連携し、AJCCBCで提供する研修の内容拡大を通じ、ASEAN地域全体のサイバーセキュリティ対応能力向上に貢献することを目指しています。

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