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ウズベキスタン「中小零細事業者支援事業」に対する融資契約の調印(海外投融資):中小零細事業者の金融アクセス改善に貢献

#8 働きがいも経済成長も
SDGs
#17 パートナーシップで目標を達成しよう
SDGs

2023.10.17

国際協力機構(JICA)は、10月3日、ウズベキスタン共和国の商業金融機関ハムコール銀行(Joint Stock Commercial Bank with Foreign Capital “Hamkorbank”)との間で、35百万米ドルを上限とする融資契約を調印しました。また、同国タシケントにて、15日に調印記念式典を行いました。本融資の資金は、中小零細事業者への融資に活用されます。また、本事業は、国際金融公社(International Finance Corporation。以下、「IFC」という。)との協調融資として実施し、IFCは2022年に15百万米ドルの融資を実行しました。また、本案件は「金融包摂促進ファシリティ」(Facility for Accelerating Financial Inclusion: FAFI)の適用案件となります。

調印記念式典の様子

調印記念式典の様子

ウズベキスタン経済において中小零細事業者はGDPの約54%、就労人口の約78%を占め、同国経済にとって非常に重要な役割を果たしています。しかしながら国内において銀行から貸付を受けることができる中小零細企業は約22%と低水準に留まっています。同国経済の更なる発展には中小零細事業者の振興が必要不可欠であるにも関わらず、その金融アクセス改善は喫緊の課題となっています。

本事業は、ウズベキスタンの中小零細事業者の金融アクセスの改善を図ることで、同国の持続的な経済発展に寄与するものであり、SDGsゴール8(働きがいも経済成長も)及び17(パートナシップで目標を達成しよう)に貢献します。JICAは、今後もウズベキスタンを含め世界各国における中小零細事業者の金融アクセスへの支援を継続していきます。

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