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アフガニスタン向け無償資金協力贈与契約の締結:UNDPとの連携により女性が主導する中小零細企業への支援を通じ女性の経済活動の活性化に貢献

2023.10.18

国際協力機構(JICA)は、10月17日、国際連合開発計画(UNDP)との間で、アフガニスタン向け「民間部門における女性の経済活動強化計画」を対象として14億600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

アフガニスタンは、2021年8月の政変から2年以上が経過しましたが、未曽有の経済的及び人道的危機は依然として続いています。特に女性は、2021年8月以降の失業者の大半を占めており、教育の機会、男性親族の同行のない移動、就労等への制限があるため、経済的に厳しい状況に置かれています。

本事業は、アフガニスタンの中でも女性の経済活動が低水準である7県において、女性起業家及びその女性起業家が経営する中小零細企業に対して、起業や事業拡大のため、小規模インフラ整備、機材供与、金融アクセス改善、研修等を実施します。

本事業は上記の活動によって、1,400人の女性起業家、140の企業を支援し、4,800人(注)の雇用を生み出すことを目指します。そして、女性による経済活動の強化を図り、もって女性の生計向上及びアフガニスタンの持続的・自立的発展に寄与し、SDGsゴール1(貧困をなくそう)、ゴール5(ジェンダー平等を実現しよう)及びゴール8(働きがいも経済成長も)に貢献します。

署名式の様子

(注)中小零細企業への支援による2800名、一時雇用プログラムによる2000名の合計

案件の詳細は以下のとおりです。

案件基礎情報

国名 アフガニスタン・イスラム共和国
案件名 民間部門における女性の経済活動強化計画(UNDP連携)(The Project for Strengthening Women’s Economic Activity in Private Sector)
供与限度額 14億600万円
実施予定期間 24ヵ月
実施機関 国際連合開発計画(UNDP)
対象地域・施設 アフガニスタン(クナール県、ローガル県、カンダハール県、ザーブル県、バグラーン県、クンドゥーズ県、カピサ県を予定)
具体的事業内容(予定) ①小規模インフラ施設の整備
②機材供与及び研修
③金融アクセス改善

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